今から話す旅行話は
自分が体験したものでなくて本当に良かったと思えるものです(笑)
長年旅人をしていると、
トラブルと呼べるような出来事がいろいろとありましたが、
ここまでではないですし、
第1一つの旅行にこんなにいっぺんになんてどう考えてもありえない感じで信じ難い(笑)
6月はじめ、
ブラジルの街、サンパウロから友人が遊びに来ました。
留学時代、映画製作科以来の付き合いなのでもう22年来の友達です。
2001年にカナダで会って、
2009年に日本からブラジルヘ会いに行って以来です。
彼女の名前はルシアナ。
大親友のイヴォンヌを引き連れてカナダ旅行を計画。
彼女たちにとっては本当に久々の海外旅行だったみたいで
数ヶ月前から指折り数えて待ちわび、
彼女の誕生日のお祝いも兼ねてという特別旅行でした

それにしてもよくここまで
運にも見放されたなあ~(笑)
予定では、
サンパウロ
(飛行機) ニューヨーク
(電車) モントリオール
(飛行機) バンクーバー
(フェリー) ビクトリア
(フェリー) バンクーバー
(飛行機) サンパウロ
の移動です。
地図を見ると大移動ではありますが、
大きな目的は3つ。
①アメリカ、ニューヨーク観光
②カナダ、モントリオールで私と再会
③カナダ、ビクトリアで22年前お世話になった人々と再会
以下が結果的にこうなってしまった日程です。
サンパウロ
(飛行機) モントリオール
(飛行機) ニュージャージー
(電車) ニューヨーク
(電車) アメリカ国境/カナダ国境
(違法タクシー) プラッツバーグ
(バス) ニューヨーク
(飛行機) モントリオール
(飛行機) サンフランシスコ
(飛行機) バンクーバー
(フェリー) ビクトリア
(車) ナナイモ
(フェリー) バンクーバー
(飛行機) トロント
(飛行機) サンパウロ
そもそも大きな間違いは
日程をある地元の旅行会社に頼んでできるだけ安めのチケットで、
というのを鵜呑みにしてしまったことにあり、
その上、私達はもちろん、彼女らさえ知りえなかった
ブラジル人用観光ビザの異例さもあります。
この旅行をするに先立ち
アメリカの観光ビザとカナダの観光ビザ
両方を事前に取得していましたので
入国には問題ないはず。
いや、そのはずでした(笑)ちなみにブラジル人は短期観光で来るだけでも米国、カナダともにビザ要取得区間ごと区切って不運を示していくことにします。
●サンパウロからニューヨーク間の不運まずは、
いくら旅行会社にチケット取得を任せたからと言って
彼女らが
ちゃんと行程日程を把握していなかった、
安いチケットがなぜ安いのか理由追求の詰めが甘いのが
後々ツッコミどころなんですが...
「最終目的地はニューヨーク



」
と言って張り切ってチェックイン。
経由便
(しかもモントリオール経由)だと知ったのは
当日だったそう(笑)
しかも、
ニューヨーク
(New York)とニューアーク
(Newark)を間違えていたこと(笑)
確かに微妙な発音の違い(笑)口頭でのチェックインでも気づかなかったらしい。
どんだけ素人(笑)ニューアークはニュージャージー州にある空港の名前で、
ニューヨークからニュージャージ州は
マンハッタンの対岸なので
それほど遠くはないけれど、
ブラジルからモントリオール経由の長旅のあと
自分が思っていたところと別の州に着いてるって
それだけでかなりのミスではないでしょうか(笑)
ちなみに、
経由したモントリオールの空港では
飛行機をアメリカ行きへ乗り換えるだけなので
カナダの入国審査は通らず、
アメリカの入国審査のみを通り、
観光ビザはアメリカのものしかチェックされてないようです。
これもあとから考えれば、カナダにここで一度入国しておくべきだったのかも…まあ後の祭りですが(笑)まあ、
ニューヨークがニューアークだった、
という
コントのような笑いで済めば
自分の体験でない旅のブログ記事をあえて書くまでもない話ですが、
これは単なる始まりの小さなつまずきにすぎません。
この先長いので、ハイ、次行きましょう(笑)



とりあえず、
予定になかったローカル電車に一時間ほど揺られ
ニューヨークの方に着き、数日観光を満喫した様子でした。
●ニューヨークからモントリオール間の不運(第一回目の試み)ちなみに車で行ってもニューヨークからモントリオールまで
6時間ほどで着く距離です。
ですが
、電車は実は車より遅い(笑)北米あるある。それでも、車窓からの眺め、電車にゆっくり揺られて来るのも
旅の疲れを癒やしつつ魅力的で、
もし秋だったら紅葉の中を走るでしょうし、最高でしょう。
これに憧れて電車に乗ることをとっても楽しみにしていたルシアナとイヴォンヌ。
彼女らが乗った電車はなんと、
モントリオールまで
12時間もかかるものでした。
まあでもWiFiもあるようですし、
レストランなんかもついているようなので、
ニューヨークで歩き疲れた足を伸ばせるのが最高!と
電車内からメッセージが来たくらいですから、
車窓からの映像も交えて順調にモントリオールへ向かっているようだったので
疑いもなかったのですが。
私とは夜8時すぎにモントリオールの鉄道中央駅で待ち合わせ予定でした。
私が迎えに家から出るか出ないか、というタイミングで
(到着予定約1時間前)「国境で問題発生!カナダに入国拒否された」と連絡あり。
えええーーーー??!!一番近いアメリカ国境とモントリオールは車でも一時間くらいなので、
目と鼻の先にいるはずの彼女らに会えません。
いや、
11時間も電車でのんびり来た末にこれ?
てか、
ビザ取ってるのになぜ?
入国審査官の説明によると、
所得していた観光ビザはflying in つまり、
空路での入国のみ有効だったそうで、
電車での陸路入国は不可能なビザだったそう。
いったい、入国自体何が違うんだ!?てか、そこら辺って旅行会社に任せた時点で
旅行会社が把握、確認していてもいいと思うんですが?
入国審査官によると、
カナダに入るためには
最寄りの空港から航空券を新たに買い求め、
飛行機で行くしか入国方法がないということでした。
聞いたことない話だなあ~と思って
後々調べてみるとブラジル特有のビザの性質らしかったのですが。
確かにビザがいらないカナダ人やアメリカ人、
私達日本人も
そんな入国制限があるなんて考えのしなくていいのは
逆にとても恵まれている話なのでしょうね。
でも、ほんとに今からどうすんの〜〜〜〜?
この時点で夜9時を過ぎていました。
●アメリカ国境からモントリオール行きまでの不運(第二回目の試み)彼女たちが乗ってきた電車はとっくに彼女らとその荷物を下ろし先へ進んで、
国境に取り残された彼女ら。
どうにかしなければならないので
とりあえず私らと連絡を取りつつ最寄り空港を探すのですが、
国境付近の名も無い小さな町にあるような空港から
モントリオール行きの国際線なんてあるはずもなく…
だって車で一時間出いけるところにわざわざ飛行機飛ばすわけ無いでしょ〜ってことで、
最寄り空港は・・・まさかのニューヨークでした(笑)なんならニューアークでもいいですが(笑)
その日の朝出発して11時間かけてきた道を戻らないとならないこのダルさと悔しさ(笑)軽く想像がつきます

電車は本数がないので、グレイハウンド長距離バスが選択肢か。
いや多分自腹タクシー以外、唯一の方法。
その日最終バス、
ネット上では売り切れだったみたいですが、
バスが来るまで待って本当に空きがないか(二席分)聞いてみるっていうアナログなことを
薄暗い決して治安が良いとは言えないアメリカ国境の町でやったらしい(笑)
一刻も早く、ニューヨークに戻りたい気持ちも分からないではないですし、
多分ホテルで一泊よりはバスで寝られたほうが安上がり!と思うのも同意しそうですが、
20代のバックパッカーかよ~の世界観(笑)
懐かしい。ちなみにこの日は、
ルシアナ記念すべき50歳の誕生日当日だって言うんだから
爆笑苦笑です。
結果、
やはり
バスは満席。
国境の町のモーテル
(ホテルですらない(笑))に一泊する羽目になりましたーーー
すでに夜11時半を超えていたので
そのモーテルまでタクシーに乗るしか手立てはなく、
もちろん
国境の町の違法ビジネスはびこってますから、
タクシーはラティーナたちから
ぼったくり。
たった20分かそこらの道のり
お一人様100アメリカドル、キャッシュオンリー!って言われたらしい
ほんと、ルシアナ一人旅じゃなくて良かったわ~アメリカにもう用はないはずだったので
キャッシュが残金40ドルしかない!って言い張り
40ドルで承諾してくれたらしいですが、
喜ぶところでもなさそう。
元々メーターないタクシー自体、危険だし。
まあ開いてもいないバス停に深夜いるほうが危険だろうし
タクシーに乗るしかない。

これがモーテルの廊下ということで、
映画「シャイニング」に出てきそうな廊下だったというモーテルで一泊し、
翌日10時台発
(朝、遅い!)のバスで
6時間かけてニューヨークの空港に着いたのは夕方でした。
2日も無駄に移動に使ってる(笑)
そして、
無事、夜の便の航空券を購入でき、
モントリオールに深夜到着予定で連絡をもらっていた私は
天気予報をチェックして
「今、モントリオールに嵐が来ているらしい。フライトに影響しないといいな~」って
冗談半分のメッセージしたんです。
しばらくすると、
「嵐で、フライトキャンセルになった!(泣)」となっ!!!
ええええ〜〜〜〜またしてもこの日のうちにモントリオール来られないこと決定!結局、その夜は
空港の床で一泊したそうな。
「昨日のモーテルのほうが絶対快適だった」と言ってました。
いつが幸せだったかなんて
後になってみないとわからないものですね~
●モントリオールからバンクーバー、ビクトリア間の不運ということで、
2日待って、やっとモントリオールに飛行機でやってきました。
やっと!
行きの経由でカスって、
国境まで来たのにカスって、
飛行機飛ばずにカスりまくって、
やっとです(笑)
再会の瞬間を堪能する余裕もなく、
彼女らは我が家に着いてすぐ、なにか食べるものない?と、
相当お腹が空いていたらしく、
うちの昨日の夕飯の残りをあっという間に平らげて、
30分くらい仮眠させて〜と言って眠ってしまった(笑)
結局、6時間寝てたんですが(笑)
流石だわ、この辺は間違いなくお国柄と思う。(笑)ということで、
この日もあまりなにもできず、丸3日間無駄に疲れ、
モントリオールを案内する時間もかなり予定より削られたのですが
まあ、起きてるときはサンバのノリで(笑)始終楽しそうでした。
モントリオールが一望できる対岸へピクニックに行きました
モントリオールのB級グルメ、スモークミートはどうしても食べてほしかった!久々の昔話にいろいろ思い出が蘇り、
やっぱり自分の青春時代のことを共有できる人がいるっていいなあ
って私もとっても楽しかったです。
彼女にはまた会える気がするし、
また今回のことでインサイドジョーク
(内輪の冗談)も増えたので
ものすごい道のりだったけど、
これ経験したらこれ以上最悪は起きないだろうから、と大笑いして見送る。
モントリオールから西海岸のバンクーバー行くのは
問題ないと....
思っていたのはつかの間の気休めだったと気づくのに
そんなに時間はかからなかったのでした(笑)


モントリオールの空港から、メッセージが来る。
「カナダの町(モントリオール)
からカナダの町(バンクーバー)
に行くのに、アメリカの町を経由(サンフランシスコ)
をするのは違法なんだって!」とな~!?
バンクーバーに行くのに、またしても直行便ではない予定を組んでいた旅行会社(笑)
ええ〜〜〜〜!!!サンフランシスコ経由なのにも驚きだったけど
違法って!?!またブラジル人ビザのの異例の例ってやつ?とりあえず、
入国審査官をなんとか説得でき例外を認めてもらえたみたいで、
サンフランシスコ経由で行けるらしい。
ほんと、何してんねん!!!!??!!聞いているこっちが疲れる(笑)
それでもって、ですよ。
さらに
無事異例を認めてもらって乗れたサンフランシスコ便に
エンジントラブル発生で2時間の遅れが生じ、
乗り換え便を逃したってメッセージきたときは
呆れて物が言えなかったです



次の空いてる便を
サンフランシスコ空港で6時間以上待つ羽目になり、
バンクーバーでお昼から会えるはずの友達にも
会えたのは深夜次の日に時計がまたいでから(笑)
直行便なら、モントリオールからバンクーバー、
ものの4〜5時間でいけるところを
また丸一日かかってるのに笑うわ。
そして、
眠りもそこそこ、
朝8時のフェリーでバンクーバーからビクトリアのある島に渡ったとさ。
こんなにもトラブル続きなのに、
旅の3つの目的はちゃんとこなしているのがスゴイけど(´∀`σ)σ
●最後の最後まで神に見放されてやってくる不運ビクトリアで22年ぶりの留学時代お世話になった人らと再会を楽しんで
(短時間ながらこういうところは少なくともトラブルなし良好!)、
そのうちの一人が、
「帰りはバンクーバーに渡るのに、ナナイモからのフェリーを選んだらきっと素晴らしい景色に感動するはず!」という提案を。
確かにバンクーバー島との間に浮かぶ孤島群を見られるので
景色は素晴らしいに決まってるんですが、
ナナイモ、って
結構北に行かないとならない
(何もない)町だし、
フェリーの本数はそんなにないのでは?
という
悪い予感がしたのですが、
長年の再会を果たした友人がフェリーまでわざわざ送ってくれたそうで、
そこはクリア(笑)
しかしですよ~

その日はあいにく
めっちゃ雨。
素晴らしい景色どころか
フェリーのデッキに行くことさえままならないくらいの
雨、暴風がすごかったらしいです(笑)
意味ないじゃん!ナナイモ発(笑)仕方ないので
船内でネットを見ていると、
さらに…
その夜、つまり旅行最終日、
バンクーバー空港近くに取ってあったエアビー宿が
いきなり彼女らの
予約をドタキャン。数時間後に着くはずだったのに、
フェリーに乗っている間に
宿を探さなければならなくなったのだそうです。
やっと見つかった〜と安心していると、
翌日の最終復路、サンパウロ行きが理由もなくキャンセルされた、との連絡。
えええ〜〜〜〜えええ〜〜〜〜えええ〜〜〜〜いつまで続くんだ、
予定通りに行かないのが楽しかったりするのが旅行というものだ、
なんて綺麗事言ってられないレベルに達しています。
とにかく、
翌日は別の経由便
(トロント経由)で帰っていったらしいですが、
ブラジルの自宅に着くまで
こちらも気が気じゃない(笑)
相当疲れた誕生日祝の旅行だったと思いますが、
一生、忘れられない旅になったのは間違いないでしょうね!
お互い忙しいながらも時々メッセージを送り合う仲は変わりませんが、
「最近どうしてる?」
と聞くより
「今どこ?ニューアーク?それともサンフランシスコ?」と言うのが私達の間で挨拶代わりになりました(笑)
始終ポジティブで、
楽しそうだった彼女らのブラジリアンパワーはすごいわ〜
と思った滞在でした。
真似したくてもできかねる悪運。
またいつでも遊びに来てね~って
気軽に言えなかったです(笑)
終わってしまえばなんのその・・・
笑いに変えていくしかないですね!!!
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