突然ですみません

いろいろあったんですが
やあでも結果ほっんとに…
癌じゃなくってよかったんです。先日とある理由でコロナの検査をしなければならなかった、
という記事を書きました
(→こちら)実は手術を受けるために、
コロナは陰性であると証明するためだったんですね。
夏に偶然、右胸に硬いものを見つけまして…
今までこんなものなかったし、
年齢も年齢だし
ここ数年育児の疲れと思ってないがしろにしていた
優れない健康状態も不安だったので
すぐに検査してもらうべく
ファミリードクターに連絡したのが7月末。
手術したのが10月末。
この3ヶ月、長かった…

右胸
マンモグラフィ検査したら
左胸にも影が…と言われて左も
マンモ。
そして
エコ検査をしてもはっきりわからないということで
大きい病院にい行ったほうがいい、と言われ、
そこで再びの
マンモ。
さらに
MRIとかいう体全体の磁気スキャナー検査までやらされ
音がうるさくて微塵も動かずに20分うつ伏せはきつかった!それでもはっきりしないということで
次は
細胞検査。
胸に針を指してしこりの細胞の一部を切り取り顕微鏡で成分を分析するとか。
シャワーも浴びられないし、手術後微妙に痛いので参った。検査に通った病棟の待合室は
想像する癌患者そのものの女性たちばかりで…
つらそうだし、髪の毛もなくなってしまったのか帽子率が高い。
この人たちに比べたら
ガンと決まったわけじゃないんだから恵まれていると思いつつも
気持ちが沈みまくる自分がいました

でもって左胸も
細胞検査しましょうと再び病院へ。
あとは結果を待つだけ…と思ったら
針を指したところが流血して
また病院に戻る

数日後、電話あり。
細胞診後の
マンモをやり忘れたからまた来て!と言われて
再び病院

カナダあるあるなんだけどいちいち仕事が雑

ちゃんと確認しとくれよ
そんでもって何回マンモしてんだよ(笑)余談ですが毎回胸にボリュームがなさすぎてマンモの機械に乗らないので
寄せて上げて大変なんだからっ!(笑)いつも
こっちの手間と不安のほうが大きい(苦笑)
カナダ医療事情。
これらの検査に至るまで
病院からの連絡やら連絡漏れやら
時間変更やら日時変更やら
スムーズに行ったためしがない事をあえて伝えておきましょう(笑)
病気かどうかわからないストレスより
そのストレスのほうが大きかったことも添えて



で、やっと胸のしこりは
「乳がんではない腫瘍」とわかり一安心。
それでもできるだけ早く摘出する必要があるらしい。
ほっておくと大きくなる可能性があるのだそう。
今でも結構な大きさ
(ボーロ3粒くらい)なのでそれは不安だ…
って訳で今回の手術に至ったわけです。
手術が決まってからも
血液検査、
心電図、
例の
コロナの検査、
と医師との面談…
色々経てます。
大きい病院って、部署がいちいち違うので別日においで、
というのが多く
検査自体5分もかからないし予約時間指定するくせに
待ち時間うんぬんが意味不明に長く仕事も半休や休みをとって行く羽目に。
医療費無料って言ってるけども、
こういう仕事行けない時間の給料計算したら
プラマイゼロなんじゃ


と毎回思う(笑)
それに当然
検査とかの問診票なんかぜーーーーんぶフランス語だし。
かと言って英語バージョンにしてもらってもちんぷんかんぷん。
医療用語は馴染みがなさすぎて分からないものばかり

あ〜めんどくさい!
手術前の同意書は20ページも質問欄があって本当に読むのも嫌だった…
でもなにか書き忘れたり間違って答えたら命取りになりかねないので
カナダあるあるであっちのミスがゼロでない疑いがある限り(笑)
こっちがうっかりは避けておきたいプレッシャー!手術当日はコロナのことがあり
付添人はNGなので
一人ぼっちらしいし。
帰りは一人で帰れないので
迎えの人(家族か友人か)を特定しておいて欲しいと言われ…
でも終わる時間の目安もわからない…と言われちゃあ選択肢は夫しかいないじゃないか(笑)こういうとき肉親が誰も近くにいない海外暮らしは恐怖です。
娘のお迎えとのタイミングだとすぐは来られないし…
ああ考えただけで気が滅入った。
外科医の話だと局所麻酔でできる、って言ってて
私も全身麻酔は怖いし手術自体人生初めてだから
局所麻酔希望、と言ったら同意してくれた。
最終決定は当日麻酔科医がするらしいけど。
とにかくねーそんなに大きなオペだとも思っていなかったんです、正直。
仕事も2〜3日で復帰できると言っていたし。
手術前夜から飲まず食わず。
水も飲まないで、と言われていたんで
そのとおりに。
予定では朝6時からだったんだけど
前日に電話あり10時に変更。
最後までやってくれますよね(笑)飲まず食わずの時間が軽く4時間は長引いたよね(笑)電話一本で。どんな事情で変更じゃい!理由くらい教えろ!!とりあえず一人ぼっちで受付を済ませ
オペは胸だけのはずなのに
なぜか全裸にならなきゃで、
病服を着る。
洗ってあるのだろうけど清潔感があまり感じられにくい病服次に何が起こるのかちゃんと知らせられないまま半分おしりを出しながら
軽く3時間ほど待たされる(笑)
様子を見に来る看護婦が
大学病院なだけあって毎回違う人。
レジデンスかなあ。
やっと担当医師が来たと思ったら
「全身麻酔にするね、痛みも感じないしそのほうがいいと思う」
というではないか!
え、こないだ局所麻酔でいけるって言ったのあなただよ?
有無を言わせない感じでそういうことになってしまった。
で、5分後に来た麻酔科医の先生が
「希望通り局所麻酔でいいのよね?」
って言ってくるではないか?
えーーーーそこは二人の意見合ってないのかよ?
患者を不安にさせちゃあプロじゃないよね?「局所で私はいいと思う。外科医に私から話してくるわね!」
と言って麻酔科医は行ってしまった。
そこからまた一時間くらい待たされてですねえ…(笑)
どうなったかも知らされないまま
何人のナースが通り過ぎて行っただろうか…?
無駄が多すぎるカナダ医療…
医師に対する不信感。
オペ室に入ってさっきの麻酔科の先生が来て
「私は局所で絶対充分だといったのだけど…(どーたらこーたら…) 」
と愚痴気味半ギレ口調じゃないか!
こっちがキレたいわ!納得してないままで麻酔科医師勤まるの?
患者を説得してないままでオペ始めちゃうの?
あれよあれよという間に
点滴らしきものを左手に二本も入れられ
フランス語の医療用語で、このへんはらしいということしかわからん、地味にこれが痛い・・・酸素マスクみたいなのを口にあてがわれ
「はい、大きく息を吸ってー」
って2回くらい
吸って吐いてして…
あとは記憶がありません。起こされて
すごい頭痛と
それを上回る眠気とで
名前を聞かれても名前答えられたか分からない。
スパイだったら本名答えちゃったかもちょっと経ってまた別のナースが来て
名前を聞かれるのだけど
ちょっと頭を動かしただけで
ものすごい吐き気
こんなの聞いてないぞ


時計を見ると夕方5時半すぎ。
娘を託児所に迎えに行く前に夫が私を迎えに来る案は
例外じゃんか、の時間。
なんの連絡もできずに…待ってる方だって不安だよね…
と思うんだけど
スマホに手を伸ばす体力もないし
このものすごい吐き気で
とにかく動きたくない、
寝せてくれ…静かに休ませてくれ…
すぐには帰れそうにないな、と言うことは分かった。
それでもひっきりなしに看護婦もどきのレジデンスが
「元気?」
って聞いてくる。
しかも毎回違う人。
いちいち元気じゃない、というのもかなりの体力を要する。
ちょっと強引そうな声のでかいナースが
ズカズカ入ってきて
「トイレに行ってみよう。頑張らなくっちゃだめよ!」
って言ってくるではないか。
ベッドに腰掛けただけで
空っぽのお腹からでもなにか上がってくるのがわかって
いやあ絶対ムリ!と思った。
言葉にならず目で訴える。
「まだだめ?」
うなずくのがやっと!
とにかく目をつぶってときが経つのを待つ。
もう20時間近く水も飲んでないんだから…
口もカラっカラ。
横になってるのが精一杯。
よる8時をまわってしまった。
また違うナースが
「そろそろトイレ行ってみましょう」
今度はなんとか支えられて立てたけど
吐き気が相変わらずすごい。
「さあ立てた、じゃあ旦那さんに迎えに来るよう電話するわね!」
私が返事をする前に
ナースはとっとと行ってしまった。
えーーーー帰れる状態じゃ、ねーーーーーぇって!ベッドを空けるノルマでもあるのかよ!!!
泣きたくても吐き気を我慢する方に神経が働くためそれもできず。
娘が普通なら寝る時間…
夫はどうやってくるんだろう?連れてくるしかないよね?寝ちゃってたらアウトじゃんか!
とか考えるけど
思考がめぐる前に吐き気が襲ってくる。
カナダ医療事情…厳しい。
普通なら入院でしょう、この状態。
日帰りオペレベルの健康状態ではないよ、絶対!
隣のベッドの人は同じオペではないのかもしれないけど
さっきから一人で歩いてトイレ行ったりしてるよ。
その人でさえお迎えが来てないんだから…
あんな状態に程遠い私は…無理だよぉ…
弱音を吐いてるわけでも全くなく
吐き気が尋常でない。
全然元気じゃないのにフラフラのまま
車椅子に乗せられて
一階まで。
エレベーターの酔いが鬼のごとくプラスされ
どうかこの場で殺してくれ、
という感じ。
入口から部外者はコロナ的衛生上入れない為、
回転ドアを自分で抜けなければならない。
できるかッーー??
代わる代わる様子を見に来る他人のナースより
外に娘を抱いた知ってる顔の夫を見たときは
…ちょっと安心した。
娘も相当眠い時間なのに待ってるって起きてたんだってさ。
涙が出そうだけど…
そんな感情の動きでさえ察知され
それより先に吐き気が襲う(笑)っていう拷問。
バスか地下鉄で迎えに来るって選択肢もあったろう。
とにかく病院に11時間もいたんだから外の空気が吸いたかったのに
夫、気を利かせ(過ぎ)てレンタカーで来たって(笑)
ありがたいようでありがたくなーーーーい車酔いがまた上乗せされ、
車嫌いと眠気真っ盛りの娘の発狂で
約10分が永遠のように思えた夜9時半。
とにかくオペは終わった。
局所麻酔なら数日で仕事復帰のはずが
全身麻酔にされたため、
結果、それから3週間仕事行けなくなった。
3週間経ってる今も未だに
吐き気が残り、ちょっと動くと倦怠感がすごい。
やっぱりカナダの薬ってアジア人には強いわ…
特に風邪引いたって相当のことがない限り
薬も飲まないドラッグフリーで生きてきた私には
少なくとも強すぎたと思う。
こんなはずじゃあなかった…
とことんスパルタでストレス満載のカナダ医療を今回
体を張って思い知らされたのでした。
傷口の痛みはあまりないものの
まだ傷口から黄色い汁が出ていたり
ちょっと思わしくないですが…
手術が終わって本当に良かった。
中心街にあるリニューアルされた大学病院今年はコロナをはじめいろんなことがありましたが
娘を産んだ病院に
きっかり4年後、再びお世話になるなんて思ってもみなかった!
完治が待ち遠しい。
ちなみに欠勤した分は政府から医療目的の休業手当てがでます。
でも思いのほか長引いた手術後の欠勤、仕事場に多少なりとも引け目を感じてしまうのは
やっぱり私が日本人だからかなあとも思います。
職場から花束が届いたり
毎日のようにメッセージくれる同僚がいたり
心配してくれる友達がたくさんいて
いろいろあったけどやっぱりねぐまれた環境にいるんなあとしみじみです。
私が動けない間ずっと全部こなしてくれた夫にも本当に感謝です

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