ところでカナダは基本医療費タダっていうのはご存知だろうか。
これ本当です!!
(もちろんデンタルなど対象外の分野もありますが・・・)
まあそれだけ税金が高いってのも事実ですが、
この国の医療福祉体制はなかなかの先進国レベル。
お隣アメリカとの医療費の違いは、
2007年のマイケルムーア監督のドキュメンタリー映画 「シッコ」
を見てもらえるとわかると思う。
でもちろん、これってちゃんと州のメディカルカードがある人のみ適応される制度なんだけど。
ここケベック州のはRAMQ(ラムキュ)っていうメディカルカード。
ジーノも移民として住み始めて次の日すぐ、このカードの申請をしたんです。
(出身国によって3か月の待ち時間があるので受け取ったのは3か月後でしたが)
そして、1年後に更新するんですが、
まあよくあることで・・・
こんなに大切なカードなのに送ってくるのは普通郵便

アパートの郵便受け(っていうかドアの穴)から雑に放り込まれていました

しかも早めに申請したし、
ウェブサイトには申請後ビジネスデイ(←平日ってことですね)10日で届くなんて書いてありながら、
約30日かかり、
しかも旧カードの有効期限ギリギリ

ひやひやするわ

日本なら訴えれるところですね、10日って言ってなんでそんなに遅いのか?って。
カナダならギリギリでも届いてよかった!セーフ!て思わないと生きていけません。
でももちろん心配性のジーノ・・・
期限切れの10日前くらいからそわそわRAMQのオフィスに何度も電話して、
届かなかった時の対策を取ろうとしていました。
自動音声案内で10分以上たらいまわしにされた後、
やっとつながったオペレーターから
「ギリギリまで待ってみてください」
って言われるばかり。
結局最終日に、
RAMQが届いてない旨を血液検査のオフィスにFAXを流すからというので、
いやいやそのFAXがそのオフィスにないんだって、言ってるのに!!
なんだかな~もう血液検査あきらめようかと家路についたらカードが投げ込まれてあったわけです。
これをラッキー&セーフと採るか、
時間と電話代の無駄だったと採るかは・・・
自己の精神の器の大きさによるのかも。

さてさてそんなひと悶着もふた悶着もあったのち、
このカードさえあれば!!

ってなわけですが・・・・
医療費タダってことで、
みんながみんな行くわけで、
待ち時間がハンパない!!!
モントリオールは特に大都市なのでね、
予約のとれない類の検査の待合室は人であふれかえっています。
これが医療費タダの落とし穴!!
結局この日早朝から行ったにもかかわらず、月曜日だったこともあり
待ったのは約3時間。
採血にかかった時間、
約10秒。。。。
え~~~~~~!
もう終わりかい?
とあっけなく。
まあタダだから、
文句は言えまい。
まあこれ程度なら大きい病院だし仕方ないか(*゚ェ゚*)
でも先日・・・
友人のとんでもない話を聞いてびっくり


彼は長年だましだまし腰痛と生きてきたけど・・・・
ついに病院に行くことを決意。
やっと見てもらってレントゲンを撮り、
でも
原因がわからず

それでもひどくなる一方の腰の痛み。
もっと詳しいレントゲンを撮るべく予約を電話でする。
受付の人:
「予約が結構いっぱいなんだけど・・・2年後くらいになるけどいいかしら?2018年4月20日の4時はどう?」
二年後って言った?!?!?


ア然!!!!
きっと彼だって絶対2018年の予定はまだ入ってないぜ~ぃ(笑)
でもさ・・・・
それ覚えとくのに大変すぎる予約日だよね!?

忘れたら4年後か?
てなわけで、
腰痛はその2年で悪化する確率のほうが多いけどね~どう考えても。
これはもちろん極端な例ではあるけれど・・・・
こんなふうに、命にかかわる緊急のオペとかでない限り
待ち時間がとてつもなくunbelievableなのです(*゚Q゚*)(゚△゚;ノ)ノ
もちろん、
プライベートのクリニックでお金を出せば比較的早く見てもらえるけど、
自腹



もしくは個人でいい医療保険に入っていれば、
保険料で賄われる、というもの。
うん~どっちがいいかなあ~
考えものですね。
まあ健康であることが一番なんですがね(←こんなまとめでいいのか?)
なので風邪程度ですぐに内科に行ったりする日本人の感覚がこちらの人はわからないようで~す(笑)



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