仕事復帰して2ヶ月半が経ちました。
復帰前は
子育てとの両立大変だろうなあ〜
仕事への頭切り替えできるかなあ〜
朝遅刻せずに行けるかなあ〜
の不安や
娘が託児所を気に入るだろうか〜?
他の子と仲良く遊んでいるだろうか〜?
ご飯食べてるだろうか〜?
お昼寝ちゃんとできるんだろうか〜?
に加えて
これらの不安にかられて仕事どころじゃないんじゃないかなあ…?
なんて想像していました。
しかし
人間って慣れるもので…
娘も私も一度ルーティーンができてしまえばなんてことなく
今日まで来ています。
確かに大変でないといえば嘘になりますが。
なんてったって
自分、毎朝4:00、4:30起きですし(笑)
それでも自分の支度、弁当詰め、掃除、皿洗い、娘の朝食…としている出発いつもギリギリ(笑)
出際にう○ちされると軽く7〜8分のロス(笑)
寒い時期は分厚い冬ジャケットや手袋、雪靴を履かせてから出るのでね、そこでも10分弱ロス…
嫌がる娘に着せるのはホント、一苦労(笑)
バス一本乗り遅れたら欽ちゃん走りしてギリギリ仕事に間に合うくらいの感じです(笑)
しかし
勤務中は無になれる時間があり、
同僚とたわいない話をしたり、育児以外のことをするのは
精神的に非常に大切だなあと感じています。
娘との時間は朝の慌ただしい時間と、
帰ってきてご飯、お風呂、寝かせるときのみ。
明らかに託児所で過ごす時間のほうが長い。
いったい親の役割ってなんなんだろう?って疑問も湧いてくる今日この頃。
こんなふうに夜も慌ただしく、
幸い(いわゆる育メンとやらの)夫との共同作業なのですが、平日はお互いほとんど遊んであげる時間もなく、
週末こそいっぱい遊んでやるんだ…!と思うのだけれど
娘は週末も託児所のおばさんやお友達の名前を呼びつつ、
帽子や手袋を自らかぶり、
リュックを持ち出して、玄関のとこで待機してるっていう(笑)
悲しいやら面白いやら…親心は複雑ですねえ…
ってなわけで、
今回は仕事場の話。

モントリオール発症の某ファッションブランドの会社で働いているのですが、
ここ数年でかなり会社が良いか悪いか大きくなっちゃって…
ジーノのいた部署は上司が変わり、以前より働く環境は改善されたように思います。
前の上司は…みんなに好かれるすごくいい人だったけど、
頭の中が花畑?って感じの平和重視の人でして、
まあ問題を解決する能力が低かった…(笑)
言ってみれば線引きを使って線を書くべきところが手書きであやふや…みたいな現場でした。
新しいボスは…物事白黒つけるので、
厳しいですが、いろいろはっきりする。
ジーノはこっちのほうが好きです。
とは言ってもカナダレベルでの話なのでね、
日本で会社勤めしたことのある私にはゆるいゆるい。
戸惑うくらいいろいろゆるゆるなんですが(笑)
人事の入れ替わりが激しい職場の割に大好きな同僚がたくさん残っていて
行くのが苦ではないですが
会社としては…まあほんとに思うところいろいろありますわ

そんなわけで、
育児休暇あけ、改めて日本の会社で働くのと違うなあと感じています。
今日はその違いをちょっとリストアップしてみました

●給料日が2週間毎制
これは基本的な違いですが、月締めだと生活きつい人がいるからでしょうか?それでも次の給料日前にすっからかんになってしまう人がいて…ホント馬鹿だわ…と思ってしまう。
●定時で何がなんでも帰る
4:00までならほぼ4:02にはもう誰もいません(笑)切のいいところまで仕事終わらせて…いや終わらせたい…なんてちょっと残ってたりすると、「何してんだよ、終わりだよ、明日明日!」と急き立てられる(笑)帰宅前のトイレ、ジャケットを着るって作業も含めて4:00まで。
普段は歩くのも遅いし、仕事もシャキシャキやるカナダ人ではないですが、定時前には爆弾でも爆発するの?って避難並みにシーユートゥモロー!
●有給はほぼ強制的に取らせられる
日本でこれができたら結構おお〜って感じですよね!すまなそうに取る必要もないので、労働者の権利として確立している感じです。まとめて2〜3週間取る人がほとんど。
●人事部の対応など超〜遅い
近年は給料明細や有給の申請等がすべてオンラインで操作するシステムなので、いい意味でも悪い意味でも自動的。人事部の人の顔すら知らない。なにか問題があればEメールください的な対応なのだけど、メールの返信がものすごく遅いので二度手間なんだよね…(怒)
復帰してすぐ自分の給料明細が見られなくて人事部に連絡して1週間待っても返事がないから部署の上司経由で連絡とってもらっても音沙汰なしってどうよ?ネットの時代とは言っても、メールメールって、電話番号さえなくて、ホント全然便利じゃない…2週間経ってやっと連絡がついたんだけど、メール来なかったよ?ってとぼけられる始末。デジタルの世界は…証拠隠滅もできるからね、ホント腹立たしい。ということで、結局勤務第一週目給料の額が足りなかった分、2ヶ月たった今も調整されてないので待っている状態…ほんとおいおいだよ!顔が見えないので怒りもぶつけようがないのがイライラなのです。
●備品はいつも欠品中かダイブできるほどあるの両極端
備品の欠品は命取りな現場のくせに誰が管理しているわけでもないし、自分の作業がしやすくなるっていう自己中の同僚があちこちに冬眠前のリスかクマかってほど個人的に蓄えていたりするため、全体量も把握していない。あればあるだけ使っちゃうし、ないと、それを理由に仕事しない。
●ソファーは必ずある
カナダの仕事場には必ずソファーがあり家のようにくつろげる空間が設置してある。もちろん寝るのもよし。(靴のまま)足をテーブル乗せして大いにリラックス。うちの職場には卓球台もある。しかも極端に邪魔くさい本格的なデカさのが。
●ファーストネームしか知らない同僚や上司
日本では必ず○○さんとか名字の方でまずは呼ぶと思うんだけど、こちらでは上下関係構わずファーストネーム。名字を知ってる同僚はいないに等しい。ラフだけど…たまに同じ名前の人がいてややこしい。ハメハメハ大王の島的な(笑)
●パートも上司も時給制
固定給ってのがなくて、いくら上のポジに行っても時給制。給料の値上げは結構頻繁にある。ってのは長く務める人がいないから、同じとこに何年もいるとそう感じるのかも。ちなみにバイトって枠がなく、週35?時間以下はパート、それ以上がフルタイムなだけ。正社員、とかって枠もしっくりくるポジがない。したがって、責任の重さも個人個人にあるが、誰にもないというのも事実…いいか悪いかはその時による。
●遅刻する、すぐやめる、蒸発する
かなりの頻度で遅刻魔がいる。2〜3分の可愛いものから、2時間とか…ほとんど寝坊が原因。言い訳は「アラームが鳴らなかったから」って言っちゃうところもダメダメ。もちろんボスも把握しているが、注意してもあまりなくならない。本人たちもすまなそうな感じで出勤とかではなく、堂々と入ってくるし(笑)
困ることといえばその分時給が減ってしまうとみんなの前で嘆くこと。だったらちゃんと来いよ、と言いたい。Ginoはぎりぎりの時があって走って出勤したら「歩いていいよ」って笑われた。もう時間なのはわかって急いでるんだアピールはあまり通じないカナダです(笑)
そしてすぐに辞める。理由もよくわからないまま自然蒸発したり、連絡なく単に来なくなったり…仲良くなった人だと切ないです、水臭いと感じる、これ。
でも一番驚くのは、昨日あんなに張り切ってアピールして面接に来て雇用されたのに1日目から連絡もなしに来ない奴…マジ、社会人としてえ?!って驚き。
基本みんな働きたくない模様(笑)
●タトゥー、鼻ピアス、レインボーヘアーに…殺し屋?
とにかく服装がゆる〜い!(笑)ファッション業界っていう仕事柄もあるんでしょうが。全身タトゥーguyがいても全然おどろかないし、今流行のパステルカラーのレインボーで染めたヘアスタイルの子が受付、会計士、人事しててもふつー(笑)
こんな奴が面接に来ても一発でダメだろうなーっていうレベルのツワモノ勢揃いです(笑)
神経質な撫で肩男がうちの部署のリーダーなんだけど、鼻ピアス野郎でして…初日は指示を聞く間、牛みたいな鼻リングが気になって話が聞こえなかった(笑)いや、リングしか見ていない状態に。最近ようやく慣れてきたけど、目を見ることにしたから。ただ彼はかなりの挙動不審野郎で…目をそらしてくるのでまたリングへ…の悪循環(笑)
というわけで日本の会社員みたいなビジネススーツを着ている人は…多分ダウンタウンの金融業界の当たりに行ったら何人かいるかな、くらいでほとんどの職種はラフな格好で仕事。うちの旦那も管理職だけど毎日ジーンズにTシャツ(笑)
中には明らかに映画に出てたら殺し屋の役柄ですよね?の格好で通勤中の人をキャッチ。

冬バージョン

春バージョン

●感情表現が自由
日本では仕事やプライベートで疲れていても上司の前ではそれを隠すまたは悟られないようにするもの…しかしこちらでは普通に「疲れた」とか「眠い」とか「お腹空いた」「早く家帰りたーーい」とか言う。ボスさえ言ってる(笑)それでもってあくびも遠慮なくしちゃったりね…まあ品格とか仕事モードの境界線が全体でゆるい。
こんなふうにいろいろゆるゆる&ダメダメですが…気は楽ですね(笑)



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