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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【122】確実さと言う保証や安心感のなさ



お久しぶり、ジーノです。


先月末で正式に移民して5年目となりました。
学生のころから数えるとカナダ滞在歴11年くらいになりますか・・・

最近はマイナス10℃くらいなら手袋無しで外出できる自分がいて、

寒さも慣れたもの。

生活感覚も外国にいるという実感は殆どありません。




それでも全然慣れない事というのはやっぱりいくつかあって…

今日のお題は

カナダでの「確実さと言う保証や安心感のなさ」について。



何をするにも確実に情報が発信され受け取れる日本との違いは

暮らしていく中でやっぱり大きいです。


そして問題が起こったときに

誰の責任なのかはっきりしているところも日本ならでわのことで、

こちらではこれは常に不透明であることも多いのであります。



先日、

起きたら停電!となっていた朝があり

早朝から懐中電灯片手に娘と朝食。

手探りで仕事へ行く準備と娘の支度、家事をしていたのです。


夫からの情報だと

朝8:15に復旧予定だと電気会社のウェブサイトに載っているそう。

このウェブサイトの情報はまあ毎回当てにならず…

とりあえずいつものように娘を託児所に届けたあと出勤し、帰宅すべく17時過ぎ…

一足先に帰った夫からまだ電気が復旧していないとの連絡。

ウェブサイトは

白々しくも18:15頃の予定と変更になっているそうで…



日中ずっと冷蔵庫は動いてなかったし、

お湯も出ないし

第一暖房が切れているので寒い!

普段は20〜23℃くらいの室温設定なのに

10℃になってる…!



夕方暗くなってきて

月明かりならぬ、窓の外の雪明かりで生活…
娘は懐中電灯やろうそくを見るとハッピーバースデーの歌を歌い始める癖があるので楽しんでいる様子でしたが



18:30になっても全然電気がつかないので

また情報見てみると

23:30に変更されてるではないかっ。(更新されてるだけマシ?)

マジかよ!

昨日の深夜0:00頃からの停電、まる一日!

ここ一応先進国ですよね?!


次の日は電気がついてくれたけど、

家の外には

どでかいジェネレーターが爆音とともに稼働中。

何だ、復旧してないじゃんか!!!


その爆音で寝られない!っていうのに

誰かが直してる気配もなく

ジェネレーター(発電機)に任せっきりで、もう2週間経ってます。


generator
その大きさ、貨物の2~3個分が4台も!



先週電気会社からの公式文書?がポストに放り込まれていたのですが、

復興に約10日かかり、騒音でご迷惑をかけております

って書いてあったけど

その10日ってのはもちろんとっくに経っている


でもって

原因は電気の線が壊れているそうで

その修理のための部品の手配などで時間がかかっていると思われる。(あくまで想像)

だから

その見積もり時間を計算した上で10日って割り出すんじゃないのかい?

ということで

10日ってのはどこの目安で言ってるのか分からないし、

部品の手配の会社から部品が届いてないから作業できないとか言われちゃって

責任は電気会社ではない、となり

住人は誰も責められないのです。

つまり責めても意味がないのであります



このように確実な情報提供がない分、

住人も諦めが良いというかなんというか

抗議の電話をするとかも特になさ気な感じ。

日本じゃ、

おいどうなってんだー説明しろっていう声が聞こえてきそうなところ。

まあ確かに爆音はうるさいし、

巨大げねれーたー4台のせいで路上駐車スペースが大幅に取られているけれど、

電気は使えることは使えるし

まあ仕方ないなあって思っている程度。



こないだなんて

帰宅のバスをマイナス20℃の中待っていたけど

15分毎に来るはずの便が一本来ない。

つまり致命的な極寒の中、

結局30分も外で待つ結果に。




帰宅ラッシュ時ドンピシャ時刻だったので、

ものすごく長い列ができ

みんな同じ思いで今か今かとブルブル震えながら待つ。


日本じゃ文句たらたらの時間だろうし、

原因はなんだよ、どうなってんだよ

と問わずにはいられない。


しかしこちらはそういうところ、

ウィンターワンダーランド、カナダ。




逆にバスがやっと来た時はみんなで拍手喝采。

ドライバーにハイファイブしたりな(笑)


多分一本来なかった原因は

たまたまそこ担当のドライバーが風邪で休みやがって代わりがいないとかその程度のことだと思う。

でも原因突き止める人はいないし、

来たバスのドライバーに聞いてもらちは開かない。

さあ?って言われるだけ。

みんなもなんだろうポジティブ思考なのか?逆にやっとバスが来たことに大いに喜ぶ。


家について冷えた身体が自分の温度に戻るまで毛布にくるまって

熱いお茶を飲んで、

今年の冬一番の40分以上かかった致命的な寒さだった。


こんなのに慣れてしまうと、

電車が数分遅れただけで

アナウンスが入り

謝罪が入り

どこからともなく現れた駅員が自ら遅延証明を配ってくれるなんていう日本の「当たり前」


非常に異常であると思うのです。


スケジュール通り運行するのが当たり前、

代行のドライバーを手配するのが当然、

とされているような日本ではこんな思いしなくても良いのだろう。


でも

この寒さをみんなで(意味もなく)乗り切った!っていう(意味もない)喜び

日本ではあまり味わえない人との繋がりな気がする。


こんなこと頻繁にあっては困るが、

結構カナダではあるし、

こんな時こそ一番

みんなで同じ地球に生きてるって気がするジーノです(笑)


不便なこともたくさんだけど、

おおらかで人間らしいカナダ人達といると何故か元気になれるのです。





  
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