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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【144】北米の典型的クリスマスの演出



どうやらこれが今年最後のブログ更新となりそうです。

皆さんの2020年はいかがだったでしょうか?



今年はコロナで、ワクワクする楽しみなしに

あっという間に年末でした


残念ながらまだまだ終わりが見えそうもないですよね…

ケベック州は

このホリデーシーズンの

人の集まりを制限する大胆な対策を発表。


ホリデー期間、他人のうちに行き、それが見つかると

罰金最大6000ドル(約54万円)だってよ(笑)



ルールを守らない国民の流れをコントロールするのも大変ですが

大金が関わってくると

やっぱり少しはみんな守るのかな…?という気もするので

政府もそれによって危機感を与え、

警戒心を促しているのでしょう…

悪くない対策だと思いますが、

友達や家族に会っただけで罰金?

なんて物騒な世の中になったんだ…

とも思ってしまいます(笑)


本日からモントリオールの商店も閉まり、

せっかくのクリスマス後のボクシングデーセールなのに

生活必需品以外のものは買えなくなります。



お隣の州、オンタリオ州でも

大都市トロントが正月先までロックダウン…だそう。





今年はそんなわけで・・・

コロナの影響が日々の生活に出て

外食がほぼできなかったり、

気軽にお店に入れなかったり、

その結果お店に行くたび妙に買い込む羽目になったり

マスクが顔の一部と化してストレスを感じ、

息で眼鏡が曇ってイライラしたり

全く友達に会えないし、

習い事ベリーダンスにも行けず体はなまりっぱなし…

整体や歯医者、美容院さえ行ける機会が少なく

休暇で旅行らしい旅行や遠出さえできなくなり、

病院に検査のため行き来、

で、腫瘍摘出手術したり…


なんともホント心落ち着かぬ年でした。




それでも

引っ越しが完了できたことや

家の中DIYプロジェクト執行、

休暇を家で家族だけで過ごす時間を

この機会に増やせたという意味では

子供の成長を身近で見られる

良い面もありましたけど。



勤務先ではコロナの影響でこの夏は

倒産危機にありましたが

奇跡的に脱し、

私の部署はずっと現場で働き続けられているのも幸いです。

デスクワーク職の大勢は

解雇を余儀なくされた同僚も大勢いて、

解雇は逃れたものの

在宅ワークではいろいろ融通がきかず

思うように仕事が進まないらしいですが…

現場の仲間とマスクと手袋しながらでも

顔を合わせて勤務できているのは

精神的にも助けられている要素です




クリスマスもそんなわけでどこにもいけないので

今年は

北米のクリスマスらしい演出

ちゃんと娘のためにやってみようかなと。



(先日お話しした)本物のもみの木に飾り付け。

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生き物なので世話としては、乾燥に弱い為、水あげを欠かさないこと、幹に水をスプレーしたり氷水につけるのも効果的と教わったのでこまめにやっています。
大体2週間〜一ヶ月半くらい家の中で大丈夫らしい。葉がポロポロ落ち始める後半は掃除も大変ですし、火災の原因にもなりかねないので注意が必要。でもいい匂いがして世話する価値があります!

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うちのは、6フィート(約180cm) で$30(2700円ほど)くらいのものをスーパーで買いました。
車がないので友達夫婦に購入配達してもらい助かりました!


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今年はサンタにもマスクと消毒液を完備(笑)



アドベントカレンダーを用意。

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うちのは公園出拾った棒とサッシェにナンバーを書いただけですが、手作りです。

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アドベントカレンダーとは12月1日からクリスマスまでの25日間をカウントダウン待ちするためのカレンダー。子供向けが多いですが、市販のものは小さいおもちゃやお菓子、チョコレートが入っているものなどが多いです。

おもちゃやお菓子を毎日小出し(笑)娘は毎日の袋を開けるのを心待ちにしていましたので大成功。



ジンジャークッキーも娘と一緒に作ってみる。

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穴を開けてツリーの飾りにもできるかなり硬めのクッキーですが、生姜やスパイスが効いて甘さ控えめ、とっても美味しくできました!(レシピはこれを参考にしました→ここ)これはリピートしたいレシピです。



初めてターキーの丸焼きに挑戦!

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デカいだけにグロテスク・・・
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よくアメリカ映画で出てきて、大概焦げて失敗するパターンのターキー(七面鳥) 。冷凍ターキーの解凍に数日を要し、弱火でじっくり4時間くらい焼くので今までの料理で一番長時間かかるものだったのは間違いないです。買うタイミング、解凍のタイミング、焼き時間を考慮しなければならないので計画性がとにかく重要でした!一応失敗はしなかったので良しとしよう(笑)


ターキーに欠かせないクランベリーソースも添えました。

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ジャムのようにも何につけても食べられるクランベリーソース。砂糖と水と煮るだけで簡単にでき、美味しい!肉との相性も抜群で、私はグレービーソースなんかよりこっちが好き。


スタッフィングは再挑戦!

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セロリが嫌いな夫も食べられるスタッフィング。それからなんとなく買ったIK●Aのスパイスジュースが意外にうまかった!これもリピになりそう。

従来ターキーの中に入れるのだが最近はサイドメニューとして食べるのも主流に。



留学時代(もう20年も前ですが)、ホストファミリーと毎年食べた思い出。

夫はフランス人なので、このメニューに馴染みがないらしいので彼は初挑戦。

メニューが一品一品出てくるおフランス育ちにはどうもお皿に全てを盛り付ける時点で食欲を失うらしいですが(笑)



その他、典型的北米のクリスマスのメニューといえば

ローストビーフにグレービーソース
エッグノック

などがあります。

それから典型的なものと言えば

ダサいクリスマスセーターを着るとか

クリスマスキャロルをうたうとか

家の外をいるメーションで飾るとか

教会にミサに行くとか。


家族が大勢揃って…という映画のイメージですが

今年はとりあえず家族3人、健康でいるだけでもありがたいと思っています。




普段忙しいからこそ、

手作りしたり

手間と時間をかけて何かをする、作ることを楽しむのは

貴重なことだなあと気づいた2020年。



でも来年はどうかもっと健康で

人との触れ合いにも楽しみをみいだせる年になりますように!

皆さんもどうかお気をつけて

良い年越しを!




  
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【143】コロナ直前のカリブ海

かなり前に書きそびれた記事。

年内に掲載処理しときま~す(笑)



ドミニカ共和国へ3月に行ってきたときの話です

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去年の休暇は日本に弾丸帰国だったので

バケーションという感じは全くなく、

私達家族は今年こそちょっとゆっくり過ごせる休暇を…と

待ち望んでいました。



でも仕事、家事、子育てで毎日があまりにも早く過ぎてゆくため

なにか計画を立てる、なんて時間も取れず…

対策として初めて「おまかせ旅」

ってのにすることに


サバイバル系の個人旅が基本好きなジーノ家には初挑戦の旅スタイルでした。







英語では

All-inclusive (オールインクルーシブ、全部込み!みたいな意味合い)っていうんですが

チャーター便の会社で申し込んで

好みのホテルを選ぶのみ

送り迎えから何からぜーんぶ込みで(添乗員なし)

カナダでは主流のパッケージツアー。

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とにかくピンキリ、

ホテル選びが決め手です。



ホテルには何でも揃っていて

外に出なくても併設施設で大いに遊べ、

プライベートビーチもあるし

たくさんのプール、

スパ施設やジムなんかもあるし

夜はショーを楽しんだり

ホテル内に複数あるレストランやバーは

食べ放題飲み放題

なので

いくら飲んでも食べてもよし。



ホテルによっては

ヨガクラスやスキューバダイビングのクラスなんかもあったり

ゴルフができたり

至れり尽くせりの休暇が味わえるってもんです。


施設内のレストランやバーは

何度行ってもいいし

複数あるのでメニューに飽きない。


しかもチップが不必要!

旅先での小ざかしい小銭の心配もなしなのは

実にいいポイント!

だいたい一週間くらいの日程を組むのが多いです。

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とにかくメニューが豊富です

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デザートも甘いのがずらり…苦手な人は地獄絵巻

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フルーツセクションのど派手な演出(笑)



カナダ東部では

メキシコの海沿いの町や

キューバ、バハマなどカリブ海が比較的短い飛行時間でいけるので人気。




私達は特に希望国がなかったのですが

やっぱり海がみたいよねってことで

カリブ海の島

ドミニカ共和国を選びました。



どうしてドミニカ共和国かって


今回、普段の旅のように頭を使うことなく

な〜にもしないで一週間過ごしたかった…


食事のメニュー考えたり

買い出ししたり

ローカルフードの食べられるレストランを探し出したり

早起きしてバスに乗り込んだりとかしない旅!


でも

それをやるのなら

ホテルの外に出なくても損した感のない国

にしたのです!


他のカリブ海の国に比べてドミニカ共和国、

こう言っちゃあなんですが・・・

海がきれいっていう以外

あまり特徴的な観光スポットもないようなので(笑)

それにホテルの外は治安がかなり悪い国であること

の2点が理由でした。

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出発2ヶ月前に決めた旅行でしたが

ここへ来て

コロナウイルスが大問題となってる真っ最中…

楽しみだった分

タイミング悪し!



コロナのことでアジア人バッシングもあった中、

現地でアジア顔のジーノが咳でもしたら

シャレにならん!

と出発からちょっとドキドキでしたが、

結果

予定通り過ごせて

帰りの便滑り込みセーフ、

カナダの空港が閉鎖になる前に帰ってこられ幸運でした!
出発が2〜3日遅かったら途中で切り上げて帰らされるタイミング(汗)



海はきれいで

のんびりできたけれど

正直、オールインクルーシブはもういいかな。

人間をダメにするは、あれ(笑)


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毎晩の夜のショー。よく考えて作られています。



何もしない日々を過ごすのがヴァカンスと思っているフランス人夫は

楽しそうですが

アクティブ旅ばかりしてきたジーノは

一日目から正直退屈気味!(笑)


幼少時父親の仕事の関係で

カリブ海の某諸島に4年住んでいた夫は

久々に食べるトロピカルフルーツを懐かしんだり

食べ方や種類の説明をして楽しんでるみたいですが

トロピカルフルーツに微妙にアレルギーを持つ妻は

正直どうでもいい話の一つだったり(笑)



何時に起きて午前中何するのか…とか計画が全くないので

時間を無駄にしてるような感じがして仕方ない(笑)


ちょっと朝遅く朝食を取ると

昼食の時間がすぐにきて

一日中食べてる感(笑)




いいところを言えば

ホテルの食べ物はけっこう美味しいし

バイキングのメニューも豊富で

食べっぱなしで去る罪悪感さえない。

施設内に

イグアナ、ペロケ、フラミンゴ、孔雀がいて

娘は大興奮。

娘と同じくらいの子どもたちと

言葉を超えて遊んでいる様子には

素晴らしい希望を感じました。

こんな小さくても

言葉が通じないときは

ジェスチャーでなんとか伝えようとするあたり

人間の本能と知恵ってすごいなあ!って。

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ホテル内にちょっとした動物園も。これはイグアナ。他にもフラミンゴ、オウムなども。また孔雀など放し飼いにされてます。


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娘はジェスチャーと表情のみでロシア人とイタリア人の女の子と毎晩遊んでいました!!すごい能力やと感動!




で、

朝から酒も飲める(笑)
ってそんなに呑み好きではないですが…

このブログの下書きもプールサイドでピニャコラーダをグビグビしながら

書いてて…(笑)

このあと何をするのか

昼は何を食べるのかも決めてない状態。

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昨日も一日中ビーチにいて

何をするわけでもなく

空と風を感じていたのみ。


普段4時半おきで朝から仕事に家事に大忙しの日々からすれば

そりゃあそりゃあ天国ってもんですよ


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ホテルから出たのは唯一ショッピングモールに行った時と、カリブの海賊のショーを体験しに行った時のみ。

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数か国語を操ってプロ意識抜群の海賊たち!見ごたえ充分!



悪こと言えば

思ったよりホテルが古めだし

部屋に常に蚊がいるし

ホテルのスタッフが(大半は働き者ですが)笑わないし挨拶さえしないのが微妙

あとは

目の前を横切る北米人の体型が

いちいち突っ込み入れられないほど肥満で

心配になること(笑)



私達のホテルの大半は

ロシア人とカナダ人。


ハイシーズンからは外れてるものの

結構混んでいるんですが

案の定アジア顔は私だけ(笑)

2度見されて…かなり珍しがられている様子(笑)



それにしてもカナダ人の太り方…

ものすごい不健康

目を見張る太りようで…

日本にいたらみんな三度見するわ

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隠し撮り!(笑)


本人たちは気にしている様子はなく

どこを隠すためのビキニか謎なまま着ている。



で、一方ロシア人たちは…

頭のてっぺんからつま先まで完璧にコーディネートし、

長身でモデル体型が多いものの

しらけるくらいプールサイドでの自撮り回数が半端ない。

で、本当に無愛想で他の誰にも興味がないって感じで

感じ悪い!



あからさまに売春婦連れ込んでいる年配のオヤジグループもいるし

食べ放題の食べ残りっていったいどうなるのかな・・・とか

溜まった洗濯物を見ていると…

そんなこと考えてたら

なんか家へ帰りたくなってきたな(笑)



贅沢な旅でしたが

一回経験したら自分的には満足しました。


やっぱり旅はアドベンチャーやチャレンジがなきゃ

醍醐味がないなあとつくづく思いました。



帰りに夫も同感。

今年はコロナで未来の旅行計画すらできなく過ごしてきましたが

次回はもっとワクワクする旅をする予定で〜すが・・・いつになるやら




  
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【142】日常に見える差別・人権問題への意識


男女の平等や

人権侵害

人種差別

セクシャリティの平等…




これらは皆さんにとってどんなものでしょうか



自分には何ら関係ない非日常、

または

一部の人が戦っている

なにか遠いもの…という印象でしょうか




意識はあり、議論の必要性も理解もするが

日常特に身近に感じていないものでしょうか



私の場合は実はこれ、

意識しなくとも本当に毎日、様々な場面で

触れる機会があるものです。




宗教の尊重において

先月も会社の会議で話題になりました。



「クリスマスセールと言うネーミングがふさわしいかどうかについて」

深い意味もなくクリスマスセールって口走るのは

基本NGなことを思い知らされます。


いくら多くの国民が祝うものだと言っても、

みんながみなクリスマスをするわけでもないので

ホリデーシーズンセール

などのほうがふさわしい、と訴える人がいるからです。


日本人の大半は異宗教を宗教として接する機会が少ない生活なので

どっちでもいいじゃん!?と思いがちですが

こういうところカナダでは結構しつこく訴えられます。



この時期だからといって軽々しく誰にでも

メリークリスマス、とか言うのもだめです。


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これは・・・まさかの(笑)不動産屋の広告ですがメリークリスマスを意味するJoyeux Noëlではなく「Joyeuses Fêtes」つまりフランスで言うところのハッピーホリデーになってます。



セクシャリティの区別において、

うちの部署(ファッション業)で

レディースとメンズの商品を仕分ける場合、

例えば

レディースの箱を赤、

メンズの箱を青、

というのも厳密にはNG、みたいなことです。

色分けにより男女の区別に偏りがあってはいけない、というのです。



そもそも性別も容易に分けられない世の中になっています。

カナダ政府関係の正式な書類などの性別欄が

□男性
□女性
□X


と三択制になっていたり、

はっきりと男女で分けるような仕組みにしては

当てはまらない人がいるため

国単位で細かいところにも対応、配慮がなされています。



戸籍上の性別、

生まれてきた時の性別でくくることは避け、

現時点で自分の意識としての性別で話や手続きをすすめるためです。


以前のブログでも触れたことがありますが、

履歴書にも性別を入れる欄が一切ありません。



メールのみでやり取りしている仕事先の相手が、男性とばかり思っていたら

実は女性(あくまで見た目)だった、ということも少なくありません。



相手がどのセクシャリティに当てはまるとしてもしなくても

接し方に違いがあってはならないのです。




人種差別、文化差別においては

チャット機能の「いいね」のグーサインの手が肌の色で

選択できるのもかなり前から導入されています。

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先日カナダ出身の女優さん(男優さんというべきかな)エレン・ペイジが

トランスジェンダーであることを公表し

名前もエリオットという本来男性の名前として使われるものに変えたのも

記憶に新しいところですが、

なぜその記事が「イタすぎるセレブ達」の記事になっているのか?というのも

正直、なにがイタいのか?・・・腹立たしいです

(詳しくはこの記事→こちら)



この記事が言っている代名詞に性別のわかるheやsheではなく

Theyを使うのも(本来theyは複数代名詞ですが…ここの意味では単数代名詞としての使用)

うちの会社で導入済みです。

顧客やクライアントから連絡があった、という時

She contacted us yesterday.

ではなく

They contacted us yesterday.

と性別の区別なしに事柄を伝えるのが重要であり、必要となっています。





人種差別においては

同僚に同じ言語を話す国から来た人達がいて

その人たちを「あの人たち」とくくって話をすすめるのもNGです。


個人個人の尊重なので

何らかの文化的グループで指摘すると

差別とみなされる可能性があります。



でもこの微妙な「差別と区別」の境が

どうも最近とてつもなく厄介なものになってきているのも事実




ハロウィンだってそうです。

仮装すればなんだっていいわけではなく、

黒人がマイケル・ジャクソンの仮装をしてもいいけど

白人がマイケル・ジャクソンやったらレイシストだと。



日本人の私が着物を着てもいいけど

他の国の人が着物を着たら日本人への侮辱になる、とか

そういうことになるらしいです。


個人的には

ハラスメントと同じで

見て受け取る側が侮辱と思うかどうかによるので

一概に言えないと思うのですが…

近年はそういうものに対する意見が活発化して

正直ついていけませんが(笑)



先日、手術後の休職中に

職場から花束が届いたのですが

見事に菊の花でした(笑)こちらでは普通の花と同じように扱われる花です

日本人に菊の花を送るのはタブーじゃんか(笑)と笑ってしまいましたが…

これも「知らなかった」では済まされなくなってくるようなレベルの話。

私がこれを文化的にNGで侮辱だと、強く訴えたら大問題になるところです。(しませんが 笑)



大切なことの基本は

いろんな違いがあっても

お互い尊重し

生活していくこと。



これはどこの国の人も同意するところで有りたいと願いますが

日常に潜む差別は多々あるはずです。



とにかく日本人の数が圧倒的な日本、

男女の平等は昔の意識がまだまだ根強い日本、

外国人と日本人の境目を分けて接する日本、

ハーフでさえ日本人と接するのと態度が違う日本、

帰国子女に対してでさえです…


差別に対しての意識はまだまだ低く

それを熱烈に日常問題視する日は

まだまだ先なんだろうな、

と異国の地で思ったりしています。



最近日本人の顔を日本語センターのオンライン授業などで見るせいもあるのか

娘(4歳)が

「なんで日本人はこんななの?」



目を細める真似をしながら

聞いてきました。



頭では娘のピュアで率直かつ素朴な疑問

に笑ってしまってる自分がいますが

幼い娘だとしても、これを公の場で発言、会話させるわけにはいかないのです。


ここで私が見た目の違いを真似したりすることは不適切だよと

ちゃんと娘にわかる言葉で説明し

理解してもらわないといけません。

今の段階では娘の意図に差別的要素がないにしても、です。



突然のことだったので

「そういう見た目に気づいてよく観察しているね…」

と言って、その後言葉に詰まりました。

親として人としてうまく説明できるか、これからできるようになるのか自信がありません。



「いろんな顔の人やいろんな髪の色の人がいて面白いでしょ?みんな美しいよね!あなたも半分日本人だしね、ママと似てるしパパとも似てるよ。」

とだけ言っておきました。


う〜ん…どうしたものか。


子育てに正解はないと言っても

これはかなり悩みます。



しかし

先日知り合いの日本人が

「うちの子供に同性愛者がキスしてたりするところは見せたくないので、同性愛者の友達には子供の前では辞めてね、と言ってあるの。」

というのを聞いて

とてつもなく違和感を覚え…

これは絶対カナダで暮らしていくうえであってはならない、と感じます、親として。人間として。

しかも子供への影響として。



親がタブーとして事実を隠すように扱えば

自然と子供もそれは何かいけないこと、おかしいこと、と認識し始めるのではないでしょうか?


隠すのではなく見せていければ

なんてことない日常に盛り込まれる上で

こんなこともあるのだな、こんな人もいるんだな、

と感じてくれるはず。


多分私なんかよりもっと意識の高い人がこの人の発言を聞いていたら

きっとその場で恐ろしい批判と議論になったことでしょう。



差別意識や人権の存在と知識は

子供がもう少し大きくなってから(そもそも大きくなってからっていつ?)教えることではないと、

いやそれでは手遅れになりかねないと個人的には思います。


親として

子供のこの分野の教育に正しい接し方や

適切な助言がはっきりと分からなくても

常に模索していくべきだと日頃から思うのです。

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今年は新居に本物のもみの木を飾りました。
生き物なので世話は必要ですが家中にいい匂いがして最高です!
クリスマスツリーではなく(ただの)ツリーと娘には言っています。
一応夫はカトリック教徒出身の家系なので(本人はその感じはないですが)クリスマスを祝いますが、この時期の一部の人のお祭りくらいな感覚で娘に伝える努力をしています。





  
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