家族でキャンプに行って来ました


と言っても
本場カナダの人がやる
冬の間駐車場横で眠っていた巨大なキャンピングワゴンを車の後ろにくっつけて
テントやパラソル持参で
自前の自転車やマイカヌー積んで
巨大クーラーボックスのオンパレード…
みたいなキャンプではありません(笑)



カナダのキャンプは普通みんなキャンプ道具を持っている…
ジーノは子供の頃ガールスカウトに所属していたので
キャンプや火起こし、
キャンプ時の自然との関わりにはちょっとうるさいんですが(笑)
長年キャンプ的なことはやってないのでその感覚ももう鈍ってきてるかな?
コロナでどこも行けていないので久々の遠出、
かなり楽しみにしており、
なんと言っても
都会育ちの娘にはいい刺激
になるだろうと思いました。
森の中のあの不便さが
日常の当たり前だと思っていた物質的なものを
否定してくれ、
現代人として暮らしている私達にとっては
当たり前なことが
実はそうじゃないということを学べる場です。
娘が生まれてから何度か森の中にある貸別荘泊まったりしましたが
外で寝ている感はなく、まだ幼かったので覚えていないでしょうし
今回は記憶に残る年齢になっているので
それもお面白いところ。
ということで今回のキャンプは
ユルトと言われるモンゴル民族が使う大きなテント(ゲルの名でも知られるもの)に3泊。

なんでも、ユルトには水とトイレ以外のものが備え付けてあるという情報で、
実際、ベッドやガスコンロ、冷蔵庫、トースター、電気ケトル、
食器や一通りの調理器具が揃っていました。

中はこんな感じで広々!
外には薪でできるバーベキュー場もあり、
離れに共同トイレと簡易シャワー、水場があります。



やっぱり薪で焼くと一味も二味も違います!
しかしこの
水道や流し台がテント内にない、トイレもない、
というのが不便さを強めている要素になっていました。
ユルトに着いて
「オー結構思ったより色々揃っているね!」
と言ったら娘が始めに言った言葉、なんだと思いますか


「テレビがないよ!」
(笑)
きれい好きの娘は(コロナ時期も大いに手伝って)
常に手を洗いたがるのですが
水がないためそれも簡単にはできず、
歯磨きひとついつもと様子が違って
イライラしている様子。
いつもは数歩で行けるトイレが
靴を履いて150メートル坂を登らないとならないのも面倒くさい?らしい(笑)
また、スキあらば寄ってくる蚊やハエに悲鳴を上げる様子も
「都会っ子め!」
とニタニタする親の私達でした。
動物は好きなので
カエルを捕まえて触ったりはしているものの
本でしか知らない動物との遭遇を
目を丸くして楽しんでいました。
着いたその日のうちに
シマリス、モルモット、キツツキ、野うさぎ、アライグマ、カエル、蝶々、ビーバー、カメ、蛇、七面鳥の親子…
と次々出てくるし。
さすがカナダ、こちらを退屈させません。
あたりが暗くなると
ユルトの周りに無数の光!
驚いたことになんと、
蛍です!
てか、その数半端ない。
うじゃうじゃいるじゃん!
さすが国立公園!

夕食の後にマシュマロを火で炙って食べる伝統もやってみました。
ちなみにうちの夫、
どちらかといえば男らしいというより女々しさが否めない(笑)タイプの男ですが
自然が相手だとけっこうワイルドさを見せつけてくるヤツなのでその点はいいのですが
性格や考え方の違いはやはりあり、
水場のあるトイレに行くなら手ぶらで行くな!
と思うのですが
まだ水半分タンク(=鍋)にあるじゃん!という気が利かない男(笑)
不便さに頭を使おうよ、と思うのですが
そんなことにカルカリし、
効率さを常に求める自分にがっかりしたり。
共同トイレや水場ではあるものの
ハイシーズンでも
ほとんど他の人と会うことなく使用できたのはラッキー。
夜は文字通り真っ暗になって
寝る前にトイレに行かないと
肝試しより怖い150メートルを歩くことに!
でもキャンプ場の朝は本当に清々しいし、
森の冷たい水で皿洗いも気持ちがいい。
あるものだけで色々代用したりのクリエイティブさも楽しい時間です。
調理ボウルを洗顔用に使ったりだけでも新鮮!
行った国立公園には
ビーバーがダムを作る湿地帯の遊歩道があったり
カヌーが下を通る吊り橋があったり
楽しいキャンプとなりました。



蚊に数十カ所刺された以外は
普段見ないものに触れて美味しい空気をいっぱい吸って
いい思い出に。
コロナの規制明けですし、
ハイシーズンは本当に予約がいっぱいになってしまうので
もう一度くらい行きたい!
ということで
夏の終りにもう一回別のキャンプを予定しています

そのレポはまたそのときに!



スポンサーサイト