今年2回目のキャンプに行ってきました。
以前の記事(→こちら)で紹介したユルト(モンゴル風ゲルテント)のキャンプより
さらにハードコアなレベルからは遠いものです(笑)
タイトルの通り、
実はジーノ現在7ヶ月の妊婦でして…
テントで寝るには体への負担が大きすぎることもあり
今回もキャンプと名乗りつつほぼ「別荘」の宿泊にしました。
頻尿妊婦なので、トイレももちろんあり
キッチンもベッドも全て揃っているところです。
暖炉の薪もあり使いたい放題で
ガスのBBQなども全部込み。

外にもファイヤープレイスあります

薪の備えも充実
でもただの別荘ではやっぱり面白くない、ということで
今回はズーボックス(Zoobox)と呼ばれる
エコロジー最前線のキャンプ方式を体験。

コンセプトがかなり興味深い場所。
自然との一体感は素晴らしいもので、
別荘の40%は窓という開放感たっぷりの間取り。

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国立公園の森1000エーカー(約405万平方メートル、東京ドーム86個分だそう)に
とにかく自然に優しい環境の整った
ボックス型の別荘が点在。

ハンモックで本を読んだり昼寝したり…

ロッククライミングでも遊べる
壁にはなんとロッククライミングが設置してあり、
隠れ家のような遊具のような仕組みで
上のロフトベッドに行け、
それだけでも子供にとっては楽しみの一つ!
メインのベッドはキングサイズで、
天井から下ろし使います。
ちなみに室内には計大人6人寝られるベッドスペースがあります。

ダイニングエリアの上にベッドがつるしてあり、夜はこれを下ろして使う仕組み
なぜかポップコーンメーカーがあったところがカナダらしい茶目っ気?
それにズーボックスの何が特別かというと、
日中、屋根にある太陽電池パネルで集めたエネルギーで
家電が全て稼働している
ところです


各ズーボックスの屋根の上にソーラーパネル
充電エネルギーが足りなくなったら
屋内にある自転車のペダルを漕いで自己発電!
悪天候の冬は一応発電機で定期的に充電増やしてくれるみたいですが。

バスタブの横にあるぺダル

残りのエネルギーがどれくらいあるかは室内の子のバロメーターランプで表示されています。
なので当然ながら森に電線が一切ない。
お店や外灯もないので夜は真っ暗です。
薪の暖炉もあり、もちろん極寒の冬場でも利用可能。
自己発電ヒーターの備えももちろんあります。
駐車場以降は
別荘までの敷地内は森の中を徒歩移動です。
その道は砂利はなんとなく敷いてはあるものの
森は野放し状態。
私達の予約したところは駐車場から2キロあったのですが、
森の空気を吸いながらでは
それほど遠くは感じませんでした。
大きな荷物は電気自動車が運んでくれる徹底ぶり。
利用者やワーカーの森の中の移動は徒歩かマウンテンバイクか、冬はソリのみ。
施設にチェックインしたら
あとはチェックアウトまで自由なので
大自然の中ほぼ人に会うことはなかったし、
泳げる湖はプライベートビーチ状態でした!

早くも紅葉が始まった山を目の前に
ビーバーのいる沼は
カヌーやカヤックし放題!
これはほんとにザ·カナダという感じで素晴らしかった!





冬場は当然ながら湖が凍って
天然スケートリンクになります。
一泊$200弱(1万7000円ほど…シーズンによるのかな?)とお高めではあるのですが、
6人で泊まって割れるなら…
もしくは
カヌーやり放題なだけで元は取れるなあという計算です。
色んな種類のカエルやトンボ、キツツキ、リス、蛇は出るは出るは。
沼にはヒルもウジャウジャいました!
ブルージェイという北米生息の青い鳥(日本名アオカケスというらしい)
もバンバン飛んでおりました。
きのこが生え放題の森での散歩は
実に清々しいものです。
田舎育ちの私は
小さい頃遊びながら裏山で学んだ知識がいろいろ蘇り
懐かしい匂いだったり
感覚だったりを思い返します。
所違えど、
夫もそれは同じらしく
娘に伝えるべき昔の話をします。
暗くなると危ない、
火は熱い、
電気は作るものだ、
朝は冷える、
太陽は温かい、
月は明るい、
水は貴重だ、
棒の先は危ない、
動物は死ぬ…
人類の基本的な知識が
都会育ちの現代っ子である娘には
まだ理解できてない部分があるようです。
幼いから、なのか
普段は物質的な世界にいるからなのか、
その両方か。
先日、贈り物でトランシーバー頂いたものだから
日の出の写真を撮りに山の頂上まで行ってしまったパパと
「いつ帰ってくる?」
の通信をやり取りしていました。
電話ではなくトランシーバーです。
これも娘の非日常を楽しくさせたアイテムとなっていました。
私も妊婦だけど一日何キロ歩いてるんだ?よという
運動量が多かった3泊4日。

森に囲まれて起きる朝はすがすがしい!
普段は5時前に目覚まし時計で起きている生活なので、
それがないだけでもストレスフリー!
妊婦はもちろんアルコールフリー(笑)
お茶を飲んでゆっくりしたかったのに
ティーバッグを持ってくるのを忘れてしまって
おまけに痛手のカフェインフリー(笑)でした。

オレンジとレモンを持ってきていたので皮をお湯に入れてティザン?風なんちゃってティーでやり過ごした…
最終日は浴槽にお湯をため、
薬草の素を入れて温泉気分!
ここ何年もの海外シャワー生活なので
お風呂に入るのがこんなに気持ちがいいなんて忘れていました!
娘ははじめ「ママー何やってるの!?」と不思議そうに見てるだけでしたが
「たぶん(笑)入ってみたい!」
と言って(笑)服を脱ぎだし参加。
浴槽で水を貯めて遊ぶことはあっても
娘がお湯に浸かるのは
5年近くの人生、おそらく初です。
日本人の血がうずくのか、
「キモチイイ、イイニオイ!」
と片言日本語で言っていました。
パパもおいでよーと言うのですが
「俺はいいよ...」
と言うところ、
やっぱりコイツ、ガイジンやなあ(笑)と思う妻なのでした。
半身浴程度でしたがほんとに温まった感じ!
んなわけで
今回も自然の中で最高の時間を過ごしました!
帰り際に、森でマタニティーフォトを撮って、
帰り道で、恒例のりんご狩りをして家路へ。

モントリオールから1時間半でいける
イースタンタウンシップスというガイドブックにも載っている観光地エリアにあるズーボックス、
超おすすめです!
https://levertendre.com/



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