今年は一ヶ月くらい遅いくらいですが、
雪が降り始めたモントリオール。
気温もマイナス5度前後いっていますが、
暑がり妊婦には実はちょうどいい気温です。

産婦人科帰りにちょっと一人散歩してみた公園。
娘が早くも5歳になり、
彼女の使う仏単語のボキャブラリーが増え、
だんだんわからなくなって来た母(笑)
虫の名前、珍しい動物の名前、料理器具の名前…
普段使わないので単に私が知らない単語はもちろん、
聞き慣れない新しい託児所の友達の名前、
フランス語訛りの英単語、などです。
それから厄介なのがフランスのフランス語ではなく、
フランス語でもケベック特有の単語なんかがあるので
フランス人の夫でもちょっと分からないらしいです。
出身も母国語も全員違う家族の会話が
これからどんなものになっていくのか面白いところ。
秋に対面授業の始まった日本語センターに週末通うようになってから
日本語でも喋る機会が増えたとはいえ、
娘は家で85%くらいフランス語で喋り、
12%くらい日本語、
2%くらいディズニー映画のみで覚えてしまった英語、
1%は宇宙語と託児所の影響でアラブ語、スペイン語の単語など話します。
もちろん私が100%日本語で話すため、日本語の聞き取りは100%理解していますが、
返しは専らフランス語がまだまだ多いです。
娘の機嫌が悪い日は、わからなくて聞き返したりすると
ものすごい剣幕で怒られます(笑)
最近面白いことに
さすがバイリンガルなので、
私が言った日本語をパパにママがこう言ってるよ、と訳すと
単なる翻訳ではなくニュアンスまで完璧に伝えてくれるので、
びっくりさせられる日々

未だに私も四苦八苦するRとL、BとVの発音もちゃんと区別がつく娘。
先日、
託児所の友達「リビア」ちゃんが引っ越すというので、
カードを書こう!ということになったはいいのですが、
娘から聞いた発音のみカタカナで覚えていた私は
リビアを
Ribia Rivia Libia Livia の中、
どれか分からなくて。
まだアルファベットを一つ一つの区別しかできない娘ですが
どうもLivia らしい。
夫に確認すると、
娘の発音からするとLivia であろうということ。
私の人生半分以上異言語を学んできたつもりですが、
5歳児の知識と生まれや環境にもう劣ってる(笑)
私の発音を娘に直されたりする日々です(笑)
うちにいる
ミニ・ケベコワーズ(ケベック人)あなどれません~(笑)
来年からプリスクール(小学校前の学校)に通わせる予定ですが、
宿題など私が見てあげられなくなるのも時間の問題。
夫に任せよーっと(笑)
日本語が分からない夫の目の前で、
娘と内緒話を日本語でできる今ですが、
逆にケベコワ訛りで夫と早口会話されたら
私はわからないんだろうなあ(笑)
なかなか最近は泣き虫で我慢もできない娘ですが、
よく食べよく笑いとってもいい子に育っていると思います。
また兄弟ができたら色々な成長が見られるのも楽しみです。
パスポートも(日本の法律が変わらなければ21歳まで)
カナダ、フランス、日本と3冊所有。
どう使いこなすかというと、
カナダ入出国はカナダパスポートでカナダ人として出て、入って、
フランス出入国はフランスパスポートでフランス人として出入り、
日本出入国は日本パスポートで日本人として出入りします。
もちろん、
このうちどれか一冊持っていれば普通は出入国できることはできるのですが。
コロナのことがあって今まで以上にこれって結構重要になるかもしれません

というのは、
外国人として他国に入国すると提示するべき書類が追加されたりすることがあるからです。
実際うちの場合、
日本に今帰国したくても
私と娘は日本人として「帰国」として入国できますが、
家族とはいえ、
夫はどうしても「観光」の外国人扱いで入国になるのです。
フランスへ行く場合、
二重国籍を認めていない日本なので、
私は何歳になっても日本のパスポート一冊のみ。
まあ日本パスポートは持っているだけで世界でも最強ですが(笑)
私が「外国人」として入国せざるを得ない。
まあ結婚してるので「家族」扱いは日本のそれより手厚いですが、
コロナの出入国ルールがまだまだ不安定な今日、
緊急時の制限の線引きはやっぱり
「何ジン」=「どこのパスポートを持っているか」
にならざるを得ない場合もあるのでしょう。
という事で、
カナダで生まれたらからこそのこと。
5歳児とはいえ、3つもパスポートを所有している娘の
権利、言語力、育つ環境と文化的影響はトータルで
相変わらずすごいものであります。



スポンサーサイト