年が明けてしまいました。
2022年もどうかよろしくおねがいします。
細々と続けているブログ、
読者は少ないですがいつも覗いてくださる友人、知り合い、トークモアの生徒さんなどがいる限り
今年も独り言のごとく続けていこうと思います。
先日は大雪で、気温もだいぶ低いモントリオールです。

この日は最高気温マイナス19度、最低気温マイナス27度
現在の気温マイナス26度(携帯の天気予報より)
さて、タイトルの通りです。
二度目の高齢出産をしました

年末、即座に始まった子育て。
家にいるのに家事は二の次、
赤ちゃん中心ルーティーンをこなす毎日が始まっています。
正直なところ、長女を産んだ5年前より確実に体力の衰えを感じている毎日です。
出産前、臨月は体が重く眠れない、と言ったら
「もう少しで赤ちゃん会えるし!もう少しの辛抱」
なんて言った奴、誰だ(笑)
もちろん出産"後"のほうが違う次元で大変であります。
これは1児目で分かっていたのですが
その大変さ、5年ぶりに実際に思い出さされ、
思い知らされています

妊婦時期は寝る環境があるのにお腹が重くて、蹴られて眠れないのに対して
今は寝る環境自体がないのです(笑)
朝も昼も夜もなく
パジャマスタイルでキッチン、トイレ、寝室を半目のボサボサ頭でウロチョロ。
今回は男の子だったんですが、
名前は候補が乏しく悩みに悩んだ末...
最終的にフランス語だと発音しにくい名前になってしまいました(笑)
日本の名前としてはレアではありますが、
響きは珍しくないので知らせた人たちには好評です。
一方、夫のフランス家族側は正直ちゃんと言えないようです(笑)
第一印象が不評(笑)だったのは、正直なところ空気で読めました(笑)
フランスにはない名前であるのに加え、
ハヒフヘホが入っているため、
Hを発音しないフランス語では
ハヒフヘホが、アイウエオとなってしまうからなのですが。
予想していた反応でしたので生まれるまで公言を渋っていたんですが、
最後は他に候補もない夫が折れて
「君が気に入っているのなら」と。
まあ家族ですから、そこはこれから慣れていただいて(笑)
ちなみに
ミドルネームは100歳まで生きた夫のおじいちゃんの名前です。
長女にはこのおじいちゃんの最愛の妻、おばあちゃんのミドルネームだったので兄弟で長生きラブラブ夫婦を引き継いだ感じです。

病室はダウンタウンにある大学病院の9階。眺めは最高です。
出産は長女のときとは比べ物にならないほどイージーでした。
高齢出産で念の為とドクターに薦められ(前駆陣痛が数週間前からバンバン来ていたので実際必要だったかはさておき...)
予定日一週間前に計画出産設定となり、
促進剤やバルーンを使ったこともあり
当日の入院受付から数えても10時間くらいのスムーズなお産。
それでも2分毎に来る本陣痛は目を開けられないくらい辛いものでしたが、
子宮口が順調に開いてくれ
希望していた無痛分娩を早めに頼めたことも幸いでした。
前回のように長時間痛みに悶えることもなく
出産30分前まで数独ノートの難解に挑戦していました(笑)
そこからは瞬く間に出産まで駆け抜けた感じです。
「え、ちょっ、子宮口全開になってる!」
とドクターが慌てて準備、
5回ほど踏ん張ったら頭が見えました!
面白かったのは、
ベッドの上の大きめのランプが鏡のようになっていて、
スポットライトが当てられた下半身の様子が反射で丸見えだったこと。
痛みと感覚がないのに何が起こってるかカエルの解体のごとく全て見てしまったことです。
自分の体なのにかなりグロテスクでした(笑)
首に巻き付いてたへその緒を外していたり、
助産婦がお腹を押して子宮内の血を出してたり、縫ってたり!
上半身では生まれたての天使を抱っこして、
下半身は地獄絵巻。
出血が多く、右腕に止血剤をブスっと刺され、
左側では今取り出したばかりの胎盤を見せられて、部分の名称など作りの説明が行われているという状況。
さっきまで音も立てずに数独やってたんだけど(笑)
視界でいろんなことが同時進行、大騒ぎ。
小児科とそのインターン生なんかも入室してきて
いきなり10人くらいに囲まれて密ですよ(笑)
立ち会いの夫がどこにいるかさえ不明ヽ(´∀`)ノ
そんな中、今回も日本の伝統だと言ってへその緒の獲得に成功しました。
看護婦さんの一人が興味を持ったらしく
へその緒を取っておく習慣について色々聞かれました。
と言ってもあまり詳しく知っているわけでもないので、
「どうしてへその緒が大事なの?」
「母と子の最初の絆だから」とテキトーなことを答えてしまって焦りましたが。
後々ネットで調べてもはっきりした由来があるというよりは
そんな感じだったのでホッとしました(笑)
カナダあるあるで退院は激早っ!!
出産の(無駄にひっぱっての)36時間後でした。
それでも後半5時間くらいはただただ忙しいドクターの退院許可サインの順番待ちで待たされていただけの時間。
カナダでは何も問題なければ通常8~48時間後には帰宅させられます。
医療無料国の強行医療事情であります

退院後すぐに黄疸が出て別の病院に行かされブルーライトセラピー入院を一晩したり
体重が増えず雪の中また別の病院に経過を指導されに行ったり
その後一週間は新生児を連れ回して雪の中毎日外出していたのです。
産後色々落ち着くまで入院できるとこんな苦労ないんですけどね(笑)
これも医療無料国の強行医療事情の一部であります

産後の母体だって大変でした。
全身に謎の蕁麻疹が出たり
足や脇の下がパンパンに腫れて靴下も履けなったり
まだまだ下半身は事故現場状態だし、
あちこちの痛みや疲れと
眠れない夜のストレスなどと葛藤。
体で問題がない箇所がない状態です。
何より今回一番辛かったのは蕁麻疹のような発疹。
はじめはお腹と背中のあたりだけだったのが、
口の中や手のひら足の裏まで広がり、
かゆいのなんの!
授乳中なので薬も塗れない。
結局、無痛分娩の薬のせいなのかホルモンの変化のせいなのかわからず。
とにかく鬼のように我慢して体が浄化してくれることを願い
3週間くらいしてやっと落ち着いてきたところです。
夫の両親がコロナの中フランスから手伝いに来てくれていたので、
コロナの制限で子供は病院に来られないため娘の面倒や
食事や買い出し
洗濯など
いろんな場面で助かりました。
一ヶ月も同居していたので色々ありましたが
これは後日書くとして(笑)
とにかく無事に生まれて(産めて)良かったです。
ちなみに出産前にやってた数独まだ終わってません(笑)
数独なんてのんびりできるのは子供が成人したあとかな(笑)
娘は弟の誕生に大いに喜んでいて、
可愛くって仕方ない様子。
ずっとそばにいてキスを一日に何十回もして
泣かせ、おむつ替えの邪魔をしてきます。
高齢夫婦、子育てがんばります。
ふたりともぶっ倒れそうですが、頑張っています。



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