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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【172】フランス旅行記2022②(ロワールの古城でプリンセスになる)



お久しぶりです。

フランス滞在中に余裕でブログ更新する時間があるんだろうと思っていたら、

逆でした(笑)


もう帰って来て2ヶ月以上経ってしまってますが

大変忙しくしており、

旅行記は端折りつつ

ぼちぼち更新していけたらな〜と思っています(。-_-。)


まずは旅の前半、

多くの古城が点在するロワール地方ヘ。


古城巡りの拠点となるトゥールという街の郊外に

夫の伯父夫婦が住んでいるので

泊まりに行くついでに?古城巡り、いや

古城巡りのついでに泊まりに行ってきました。



正直古城にはあまり興味がないんですが、

プリンセスやらが好きな娘に

本物のお城を見せてあげようじゃないか、

ということもあって。



ロワール川に沿うこの渓谷には

大小300以上の「お城」があるそうです。

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本物のお城はやっぱり迫力あります!


有名なものは観光地として確立されて見学などできますが、

小さいものは普通に邸宅として

誰かの住宅になってるものもあるそうな。

お城って言ってもピンキリってことですね



300って数がすごいので、どれに行くのか行けるのか、

夫の叔父がお城に詳しいということで

色々おすすめを聞いてみたんですが…

叔父さんのマニアックな詳細が飛び出して来る感じだったので(笑)
歴史をもっと学んでおけばきっと面白い話だったのだろうなあと後悔(笑)

高校でやった(はずの)世界史の教科書の数ページでは

彼の知識についていくのは不可能でした(汗)
自国の歴史であるはずの夫も(笑)


とにかく古城巡りは初めてだし

初心者にもわかりやすくフォトジェニックな場所を抜栓してもらいつつ

ちょっと事前に調べておいた行きたい城と照らし合わせてみると

見事に一致して安心


ですが、

問題は5歳半の娘です。


ディズニー映画を例外なく愛する娘。


彼女の中で

「お城」というのは

「プリンセスの住むお家」

ってことで定義(限定)されているので

このファンタズムをできるだけ壊さずに、

でもちゃんと本物のお城がどんなものなのかを学びつつ

彼女を退屈させない滞在をしなければ

彼女の機嫌も

親の企みも

完全にアウトです(笑)



ということで、

事前に

現在のお城にはプリンセスは(もう)いない

プリンセスってのは絵画でみてもいつも美人とは限らない(笑)

ということを娘に予習浸透させつつ(笑)

自前のプリンセスドレスを持参して

お城でお姫様気分を盛り上げてあげることを試みました

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お気に入りの白雪姫ドレスで


はじめは雲行き怪しい感じでした(笑)

というのは、

車嫌いな娘にブルターニュからの3時間半のドライブは

拷問級。


乗って15分もしないのに

「もうすぐ着く?」

と言い出し(笑)

お義父さんの車を借りていったのですが、

付属のナビがやたらと小道を選択してくれて、

遠回りさせられた感...

そしてくねくねフランス田舎道は

娘を何度となく嘔吐させ(苦笑)

どうなることかと思いましたが…

着いたら城内をいろいろみたりするのが楽しかったらしくて

結果、お城というものを分かってきたみたいです。

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王の部屋があったり、

隠し部屋があったり。

川の水を利用した料理場があったり、

牢獄があったり

馬小屋があったり

広間があったり。

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牢獄への地下階段は想像したまんま!って感じ


彼女なりに昔ここに人が暮らしていたんだなあと

想像していたようです。



特に

眠れる森の美女のモデルとなった城、ユッセ城は

元祖フランスのお城!って感じで外観も美しかったです。
娘のお気に入りもそこ、私もそこ。

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ユッセ城外観


眠れる森の美女をやたら押してくる(笑)お城で、

内部は怖いくらいの数のマネキンがシュールに置かれ、

ストーリーのシーンを展開していました。

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マネキンが怖い!


3泊4日で5つのお城(ユッセ城、アゼイリドー城、シノン城、シュノンソー城、アンボワーズ城)を周ったのですが、

一つ一つ特徴や個性があって私達も楽しめました!

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ロワールに隣接のアンボワーズ城

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シュノンソー城は今回一番大きな城でした。城へ続く並木道がすごい!

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川上のアーチがかっこいいシュノンソー城

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アゼイリドー城はコンパクトですがかわいらしくて訪問しやすかった


シノン城は要塞系でしたが、

入城するとタブレットが渡されて

城内のバーコードスキャンすると

タブレット上に当時の様子が360度見られ、

臨場感バッチリでした。

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壊れてるシノン城


娘はカナダ人ですが、

カナダの歴史なんてたかが300年程度。

自分のルーツとしてもちろん日本はもちろん

歴史あるフランスにも興味を持ってほしいので

お城のギフトショップで子供用の歴史の絵本を購入した母です
お勉強お勉強!


お城が単なるディズニーの憧れの場所にとどまらなかっただけ

娘にとって良い社会見学になったと思います。


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城内にはバラが咲き、

庭園もあって

昔の住人たちはそんな場所に住み、どんなことを考えて暮らしていたのでしょうか?


ロワールの300以上あったお城の数を思うと

やっぱり大きいお城の王子といわゆる恋愛感情なしでも結婚し、

自分のお城を繁栄させる、というのも

かなりロジックなことなのかなあと思ったり。


パリから電車で移動できる距離にあるロワールですが、

当時は数日かけて馬車。

いろんな危険もあっただろうし。


この私の想像は

まあ歴史映画やそれこそディズニーから抜けきれていないんですが(笑)

実際にお城に行って見て、触ってすると想像がリアルさを増して

ブルブルッと体に知識として入る感じがします。

これが旅の醍醐味でもあります。


今でこそ事前にGoogleマップで外観だの見られたり、

ウェブサイトで大体の内容がわかってしまう時代ですが、

少し前まではガイドブックのたった1枚の写真と見どころのまとめを見ただけで

足を運んだ観光地。


百聞は一見にしかず!

現地に行ってこそわかるもの、感覚、匂い、がありました。






  
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