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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【175】フランス旅行記2022④(バカンス中のバカンス①②③)



今年は温かい秋が長いなあと感じているモントリオールです。

普通なら雪もちらついているはずなのに、まだジャケットなしで外に出る日もあります。


それにしても

ブログ内容が遅れまくってまだ初夏のバカンスの話題なので(笑)

今回まとめて旅行記を終わらせま〜す



バカンス中のバカンス①:スペイン・サンセバスチャン



フランス里帰りの(私にとって)一番の楽しみは

実はフランスではなく

スペインのサンセバスチャンという街に行くことでした



ここはスペインと言ってもフランスと川を隔てた国境の町で、

バスク地方ということでスペインでも

独特の文化と言語がある場所です。



バルセロナに16年前に行ったとき以来のスペインでしたが、

フランスの町並みよりデコデコしていてちょっとカラフル、

人もフランス人以上、イタリア人未満(笑)陽気で

素敵な国です。


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サンセバスチャンは、

大きな湾に面した美食の街。

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バル(スペイン風居酒屋)文化が根付いていて

その数、旧市街エリアのみで100軒を超えるとか

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小さめの旧市街ですが雰囲気があります!


またローカリストによる「美食文化クラブ」なるものがあり

舌の肥えまくったシビアなジャッジを常にされているため、

味のハイランクが保たれているそうです。



着いてすぐ、まずは町を見下ろす丘ヘケーブルカーで登ってみました。

ここからの湾を見下ろす風景が、ザ・サンセバスチャンの風景で有名です。


地形のせいか、天気が常に不安定な街らしく

丘の上に着いたとたん、

ゲリラ豪雨のごとくスコールがありましたが、

巨大な虹が湾内に2つも現れて絶景が更なる絶景に出会えました。

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滞在中ほんとに毎日毎日、雨と雷があったのですが、

相性いいみたいで絶妙なタイミングで切り抜けることができてあまり濡れず

この街は私達の視覚も味覚も裏切らなかったです! 



ホテルの一階にあるスーパーで買い物したり
(同じユーロでもフランスより物価が安い!)

久々に自分たちだけでゆったり過ごせました。


...っていうのは半分嘘で(笑)

わがままな娘に夫婦二人で毎日手こずり

サンセバスチャン湾内にこだまする大声を娘にあげることもしばしば。

ここもどちらかって言うと

パリ同様、子連れよりは大人の楽しむ街でしたね(笑)


バルのピンチョス(串刺しのおつまみタパス)がどれも旨すぎる信じられない味です。

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ほんとにほんとうにどれもこれも絶品でした。

しかも一皿2〜4ユーロ程なのであれもこれも食べ過ぎちゃいますね(笑)

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イベリコハムが店内にズラリ


子連れじゃなきゃ毎晩酔っ払うところ(笑)

欲を言えば、

街中常に料理のいい匂いがする屈指の美食文化を

オムツ替えや授乳なしに堪能したかったなあ(笑)

バスク地方、グルメではない人もとてもおすすめなので

大都市観光に飽きた方、ぜひ


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旅先での夕日は格別なひと時です




バカンス中のバカンス②: ヒヤヒヤのピラ砂丘で悲鳴!?


その後、スペインから実家のあるブルターニュへ向かい北上。

ワインで有名なボルドーのエリアに

ピラ砂丘という106m, 2.7km続くヨーロッパ最大の砂丘があり

ここで寄り道3泊のオートキャンプをしました。

砂丘の反対側には海、の絶景が見られる所です。


この砂丘、噂には聞いていたけど

傾斜が悪夢的


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この急斜面具合わかりますか?



地面は砂であることで

このヤバい角度の傾斜面でも大丈夫という理屈がわかって

体がそれに従えるか、

または小さな子供みたいに(重力、恐怖、想像力)なんの知識もなければ

体力さえあれば登っていけます~。

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登って、私を助けに降りてくる体力のある娘

でも超視覚志向で想像力や妄想力がありすぎる私には

下を見たら最後、

ほんとに足が震える経験でした

私の悲鳴が砂丘中に、下のキャンプサイト中にこだましていたことでしょう。

上に到達したらそりゃあもうきれいな景色なんだけどー!

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海と松林を二分する砂丘

私にとっては恐怖でしかなく、言葉通り怖くて震えながら

上までやっと到達。

赤ちゃん抱っこしながら登ってく夫の気力と体力に脱帽。

何度も震える私を助けに行き来してた娘も尊敬するわ(笑)



でもすぐに気づきました((((;゚Д゚)))))))

本当に怖いのは上りじゃなかったことを。


下りはムリムリムリ!ってずっと言っていた(笑)

後ろからものすごい勢いで大声上げながら降りてくる他の観光客に殺意さえ覚える、

身の危険を感じつつ下るのはかなりのストレスでした。

夫と娘は朝日を見に行くとかで早朝にまた一回、

昼に行きたいってもう一回、

夕日を見るってもう一回、

計4回も登った!

特に娘は全然平気でスタスタ登って降りて。

怖いもの知らずの5歳児にはこれ以上ない遊び場なのでしょうね。

ころころ転がってました。

その砂だらけの服、洗濯するの誰だよ!とかも考えんし能天気でいいなあと

気を揉む母です(笑)

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恐怖でしたが素晴らしい体験。

育児で疲れた体にはかなりのムチを打ちましたが(笑)

自然の遊び場で良い思い出ができました。

しかし、このキャンプ場の一帯、

この2ヶ月ほどあと、猛暑のために起きた松林火事があり

燃えてなくなってしまった悲しいニュースを聞きました。
砂丘は残ってますが。

人生一期一会、

その時に楽しめるだけそうするべきだなあと。





バカンス中のバカンス③:ベルギーへも行っちゃう?


カナダに帰る前にまたパリで1週間過ごせる時間がありましたが、

夫はパリにいながらテレワークの週だったので、

カナダとの時差でお昼すぎから夜10時までは仕事!ということで、

お昼以降はパリで二人の子供をワンオペ育児です。


これは甘く見たらいけない1週間でした((汗))


あちこちはいけないので近場の公園で遊んだりしたんですが、

もう長旅で疲れすぎて自分の家に帰りたくて

わんわん言ってくる機嫌の悪い娘に振り回されてました。


それでも挑戦したクレイジーなことが一つ。

お隣ベルギーへの国境超えです。

ブルージュという街に子連れで行ってきました。


以前のブログ(→こちら)で紹介した

23年前にサンフランシスコで出会ったクレイジーなパリの大親友の同行があって

実現した日帰り旅行。


彼とはどこまでも相性がいいのかタイミングがいいのか

パリから2時間半列車で行ける

ベルギーのブルージュに行きたいけど行ったことある?と

ちょろっと話をしたら

ちょうどその週、仕事で中継地点のブリュッセルにいるから、

そこで落ち合おう!一緒に行こう!

となっ!!!

そんな偶然あるんかい?のタイミング(笑)

子供の扱いが(うちの夫より絶対数倍)上手い彼に頼りつつ

実現しました、国境超え!

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今まで一人ではひょいひょい色んな国に行っていた私ですが、

乳飲み子含む子連れで別の国に行く、

ってなんだかものすごい恐怖でした(笑)

まあ実際電車乗っただけなんですけど。

しかも駅まで夫に送ってもらったし(笑)

体験しなくてもいいような無駄な恐怖感を味わいながら、

友達がちゃんとプラットホームで待っていてくれて

ものすごい安心感ありました。

何なんだろうこの他人以上のコネクション!


水曜どうでしょうファンなら、ブルージュといえばわかるでしょうか?

ブローニュと決して間違えてはいけない場所(笑)

中世の町並みがそのまま保存されてる貴重な世界遺産の街。

運河でボート乗ったり地図をあまり見ないで街ブラしただけでしたが

良かったです!

パリの友人なしではトイレも行けなかったんじゃないかというくらいお世話になりやした!

ありがとう~!

ベルギーはバックパッカー時代にブリュッセルに寄ったとき以来でしたが、

パリからほんの数時間離れただけで

町並みももろ違って

やっぱりヨーロッパは可愛くおしゃれ風で絵になります。

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観光用の馬車が行き来していて、石畳をパッカパッカと音を立てている横でランチ。

とっても雰囲気あります。

帰りの電車に遅れそうだったので

名物チョコレート屋さんさえ寄れなかったんですが、

無理矢理でも行ってよかったです。

普段甘えてわんわん言ってる娘も

朝約束させた通り、

一人でちゃんと歩いて、最後まで頑張りました。

やっぱりパパじゃないと甘えられない!と感じているんでしょうね~

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名物の水上ボートも乗りました


パリでのほほんと一日過ごすのも一日、

早起きして国境越えて一日過ごすのも同じ一日です。


陸続きのかわいい隣国は、やっぱりヨーロッパならではの

魅力の一つであります。


滞在が長かったフランス里帰りだけあって、

色々なことがありました。


育児も同時進行の一ヶ月半。

疲れはピークをとっくに超えていましたね。


我が家に帰れることがこれほど待ち遠しかった旅は

今回が初めてでした(*ノ∪`*)





  
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