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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【179】 日本滞在中の行事4つ





帰国時の今回一番よかったのは

娘の幼稚園体験入学でした。


私の母校に事前にお願いして

娘を日本の幼稚園年長さんのクラスに預けることができました。



海外在住者の中では帰国時に結構やる人が多い、と聞いていたんですが、

私たちもダメを承知で連絡を取ってみたところ

とても快く歓迎してくださり、

たった4日間でしたが

娘は餅つき、クリスマス会、12月生さんの誕生会など

100%の日本語の環境で1日を送ることができました。




すごいのが1日目終了後、

娘が実家でほぼ全て、日本語でしゃべっていたことです



知っている言葉をフルに活用して

ちゃんと祖父母と会話をしていたり、

全ての受け答えも日本語に変身していました。

単語ではなく文で、

しっかり副詞やオノマトペなども使って


異国の地で地道に生まれてからずっとずっと日本語で話しかけてきて

本当に努力の甲斐があった!と思った瞬間でもありました。゚(゚´Д`゚)゚。

あふれる泉のように、

どこで覚えたの?と思うような単語を

バンバン口から飛び出させていた娘。

ちょっとした返事も全部「うん」って日本語で。
普段は「OUI(ウィ)」なのに!


想像するに、

幼稚園で同じ年の子供たちが日本語でしゃべって、

自分と会話ができる、わかる、という感覚が

まさに生の体験で娘に届き、

世界がパーッと広がったようです。



モントリオールで週一通ってる日本語センターの子たちは

困ったらフランス語や英語で切り替えて通じてしまうんでしょうけど

日本ではそうはいかないってことがわかったみたい。


これには

夫も目を丸くしていて、

両親と夫の会話を通訳さえしている姿に感動していました。
(私の仕事がちょっと減った!)


こんなにも速攻の影響が大きいと思わなかったので

本当に驚いています。



それにしても幼稚園の先生や事務の方、

本当に本当にお世話になりました。

たった4日間でしたが、

カナダからやって来たこんなに自由人の娘と

たくさん遊んでくれたクラスの子たちも

一人一人に感謝したい。


最後の日は餅つきの日などの写真や、

クラスの子の寄せ書き、

娘の書いた工作もきれいにまとめてくださり

なんやらプレゼントまでいただいて・・・・

日本ならではのきめ細やかな(ある意味やりすぎ!?)配慮が泣けました!!

娘にも素敵な思い出になっているようです。

数年後は息子にも体験させたいと今からもう考えています(笑)



2つ目は、

一歳になった息子の一升餅祝いです。


ある意味、

夫に日本文化の見せつけでした(笑)


娘の時は日本帰国のタイミングではなかったのでできず、

今回は!と

ネットで名前入りの餅を注文して

息子に背負わせました。



重いからか

いとこたちも大勢いて周りが騒いでいたからか

わかりませんが、

絵に描いたような大泣き!

japantrip2022-10



まだまだスムーズには歩けない一歳なのに

みんなではやし立てるわけです。



地方によってはわざと転ばせる風習もあるみたいで

それを夫に話すと

半泣き顔で

「なんでそんな過酷なことを強いるのだ?かわいそうに。意味があるのか?」

と言っていました。


一升と一生をかけた語呂合わせなわけで、

伝統だとしか言いようがないけど、

確かにわざと泣かせるようなことをこんな小さな赤ちゃんにするなんて

短時間とはいえ、ヒドいかぎりですよね(笑)

欧米では虐待もの(笑)な考えですわ。


確かにかわいいーって傍から大人は思うのですが、

本人は状況把握に必死で

ギャン泣き。



将来を予想する「選び取り」もやりまして

未来はスポーツ選手、だそうです(笑)



あともう一つ夫(と娘)に文化体験として意味を持つ

父親の傘寿祝いがありました。


父もいつの間に80歳・・・
娘も年を取るわけだわ


金色のちゃんちゃんこを着せた時点で夫は

「なんでこんな(ダサい)格好?」

と。(笑)


ついでに特注のだるまの目入れもやりました。

孫たち6人が右目をみんなで少しずつ黒く塗って

父が左目に目入れをしました。

japantrip2022-08


小さい頃、

異常にダルマを怖がっていた娘も金ピカのじいじのダルマは

大丈夫みたいで成長を感じます。


こんな日本文化行事の数々、

知ったように書いてしまってますが

私もあまりそこまでなじみがないものだったりしたので

事前にネットで調べて研究したんです(笑)



見様見真似で仕切ってやった割には

夫や娘はもちろん、

久々に会った甥っ子姪っ子たちにもいい時間となったのではないでしょうか。



あとは娘の七五三です。

3歳の時と同様、

私のおさがりの着物を着付けしてて頂きました。

3●年前の自分の着物、

着た記憶がたしかにあります。


やっぱり昭和の着物は発色が違う気がしました!

japantrip2022-09


朝から写真スタジオでドレス、着物と撮影、

お昼を挟んで

お参りです。



とっても似合っていて、

張り切っていた娘ですが、

とにかく寒い日で強風が凄まじく

お参りが済んで境内で写真を撮ろうとしたのですが

疲れもあるのか、

寒がって嫌がって写真を撮らせてくれず、

夫と喧嘩になっていました(笑)



もう成人まではこんな機会ないので

せっかくなのにーとおもう夫の気持ちと

とにかく寒くて疲れたーと

今を生きる娘の気持ちと。

これも七五三あるあるの思い出として

覚えておくことかなあと思ったり。


3歳の七五三では来日までしてくれたフランスの両親にも

娘の成長ぶりを再びの着物姿で

伝えることができるかなあと思います。





夫が外国人じゃなかったらここまでちゃんとお祝いしなかったかもな。


日本にいないほうが日本文化を重んじる傾向にあるようです(笑)



出費もたくさんありましたが、

いい思い出と逆カルチャー体験がたくさんできました。





  
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【178】移動が拷問級だった日本帰国2022



2023年、明けましておめでとうございます。

また、瞬く間に年が明けてしまいました。

今年もよろしくお願いいたします。


年末日本に帰国していたので、

バタバタと時が過ぎてしまっています。


久々の日本はやっぱり無理しても行ってよかったです


japantrip2022-07
ファミレスのサーバーロボットには戸惑いました!


まず円安であったこと、

やはり慣れ親しんだ日本食がたくさん食べられたこと、

地元静岡の友達に会えたこと、

ちょっと遠くからわざわざ会いに来てくれた優しすぎる友達もいました。

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そして

緑茶、海鮮、

海、潮風、

みかん、

富士山。

japantrip2022-05



地元で温かく迎えてくれた

家族や友人に感謝です!!



それにしても今回一番大変だったのは日本まで・からの「移動」でした。


去年10月よりコロナの規制が緩和されて

外国国籍である夫の日本入国がビザなしにやっとなり、帰国を決めたはいいんですが、

問題だったのは渡航費。


モントリオールからの直行便はなんせ探し始めた当時でも、

おひとり様25~30万円くらいしていたので

とてもでないがx3人分(2歳以下の息子は無料)は出費が多すぎということで

秋にいろいろ探しました。


燃料費も値上がり、インフラでいろんなものが値上がりしているので

そんなに容易く安い航空券が見つかるはずもなく・・・

あっても不条理なアメリカ経由。


いろんな面でアメリカ経由は避けたい理由があったので

結果、

ヨーロッパ経由の

超がつくほど長いフライトを選ぶことになってしまいました。




何とか半額以下で見つけることができたんですが、

これはとてもラッキーなことで、

条件は帰りが大みそかのフライト限定、

味気ない年越しになること間違いなし、

そして行きは空港でのトランジットを含め22〜23時間
(家から出る時間は含んでないです)

帰りは35時間という途方もないフライト時間のチケットでした。



結果からいうと

お勧めは絶対しません(笑)



特に子連れでは

何かの拷問?というくらいつらい移動でしたね(笑)


もう終わったことなので言えるのですが。




行きは

何とか少なめにと頑張って荷を作り、

大きいスーツケース2個、小ぶりのもの1個に収めました。

まだ乳飲み子な1歳息子を膝に乗せつつ

機内食も夫と交代で息子を抱きつつ何かこぼしたりしないか

息子と娘を見張りつつひやひや、

食べた気なんかしません。

自分のトイレは4の次。

機内のトイレにまだ一人ではいけない娘と

息子のおむつ替えのタイミングがなにしろ優先です。

そんなこんなでほぼ一睡もできずの往路、

出発した日から長い1日(実際は2日以上)が経って

やっと日本に着いたという感覚でした。



我ながらタフです。



夫も旅慣れた人間で本当に良かったと思いますが、

着いたときは二人とも数年老け込んだ顔でした(笑)





帰りは・・・


いろんな誤算があり・・・・

スーツケースを買い足したりして、計5つとなり(笑)

どう考えても空港まで大人二人+子供(一人抱っこ紐、一人駄々っ子 笑)

で運べる量ではないんです(笑)

夫がトム・クルーズに見えるはずもないのに

ミッションインポッシブル!!



荷造りが終わったのが出発当日なので

空港へ郵送することもできず、

夫が白髪を増やして頑張ってくれましたわ(笑)

私も息子を抱っこ紐で抱えながらあざを作って運びました。


品川駅構内の人込みの中の移動がほんと辛かった!!



幸い遠い成田ではなく羽田発の夕方発の便だったので時間に余裕はあったものの、

息子が「下痢」のおまけつき


羽田、パリ、アムステルダム

各国すべての経由地で漏らして着替えが3回(笑)

計9回もうんち替え。

これまた一睡もできずな35時間強でした。



元日で混み混みのモントリオールの空港まで

親友のトーマスがわざわざ車で迎えに来てくれてたのが

神の救いかと(笑)



もう一回やれって言ったら考えちゃうけど(笑)

夫との連携プレーがスムーズにいけば不可能じゃないことがわかってしまったので

(30~45万円浮かすためなら)またやるかも?





滞在は3週間弱でしたが、

ほぼ地元にいまして、

ゆっくりしたいと思っていたのに

なんだかんだ

イベント続きでした。


幼稚園体験入学、

七五三参り、

息子の誕生会パーティー、

一升餅祝い、

父親の傘寿祝い、

クリスマス、

ざっとこれだけでも盛りだくさんで

あっという間でしたが、

旅の間中、

変な感覚にとらわれました。


地元の道を歩いていると、

やっぱり「家に帰ってきた」と思うんです。

小さいころから、通学、通勤と使っていた道ですから。

市内を走ると

そうそうこの辺にこんな店があった、

あれ?店、変わってる・・・と

懐かしかったり戸惑ったり、

でもやっぱり知っている雰囲気が「帰ってきた」そう感じさせるんですよね。


でも

行きも帰りも経由したパリも、夫の故郷ですから頻繁に行く国なので、

なんとなく「ああこういう感じだよな、フランス、帰ってきた」

みたいな懐かしさ?のようなものを感じたんです。



でもでも

今となっては自分の家があるモントリオールに帰って来た時

「うちに帰ってきた」とやっぱり落ち着くんですよね。

いったい自分が何者!?!?と

ちょっとおかしな気分になりました。


自分のことばかり書きましたが、

夫も少なくとも6~7回来日経験があるので

私の地元の裏山に登ったりするとき「帰ってきた」って感じるのでしょうか?

休暇といっても毎回忙しく過ごしているので、

夫とゆっくり話したりする時間もなかった・・・

今夜聞いてみます(笑)




柿の種、アルフォートチョコを食べて実家のリビングで日光を浴びると

家にいる、と思うそうです(笑)

なんだそりゃ。




  
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