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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【188】信じられないトラブル続きの旅



今から話す旅行話は

自分が体験したものでなくて本当に良かった

と思えるものです(笑)


長年旅人をしていると、

トラブルと呼べるような出来事がいろいろとありましたが、

ここまでではないですし、

第1一つの旅行にこんなにいっぺんになんてどう考えてもありえない感じで信じ難い(笑)




6月はじめ、

ブラジルの街、サンパウロから友人が遊びに来ました。

留学時代、映画製作科以来の付き合いなのでもう22年来の友達です。

2001年にカナダで会って、

2009年に日本からブラジルヘ会いに行って以来です。


彼女の名前はルシアナ。

大親友のイヴォンヌを引き連れてカナダ旅行を計画。



彼女たちにとっては本当に久々の海外旅行だったみたいで

数ヶ月前から指折り数えて待ちわび、

彼女の誕生日のお祝いも兼ねてという特別旅行でした



それにしてもよくここまで

運にも見放されたなあ~(笑)




予定では、

サンパウロ (飛行機) ニューヨーク (電車) モントリオール
(飛行機) バンクーバー (フェリー) ビクトリア (フェリー) バンクーバー (飛行機) サンパウロ


の移動です。



地図を見ると大移動ではありますが、

大きな目的は3つ。

①アメリカ、ニューヨーク観光
②カナダ、モントリオールで私と再会
③カナダ、ビクトリアで22年前お世話になった人々と再会



以下が結果的にこうなってしまった日程です。


サンパウロ (飛行機) モントリオール (飛行機) ニュージャージー (電車) ニューヨーク (電車) アメリカ国境/カナダ国境 (違法タクシー) プラッツバーグ (バス) ニューヨーク (飛行機) モントリオール
(飛行機) サンフランシスコ (飛行機) バンクーバー (フェリー) ビクトリア (車) ナナイモ (フェリー) バンクーバー (飛行機) トロント (飛行機) サンパウロ




そもそも大きな間違いは

日程をある地元の旅行会社に頼んでできるだけ安めのチケットで、

というのを鵜呑みにしてしまったことにあり、

その上、私達はもちろん、彼女らさえ知りえなかった

ブラジル人用観光ビザの異例さもあります。




この旅行をするに先立ち

アメリカの観光ビザとカナダの観光ビザ

両方を事前に取得していましたので

入国には問題ないはず。


いや、そのはずでした(笑)
ちなみにブラジル人は短期観光で来るだけでも米国、カナダともにビザ要取得




区間ごと区切って不運を示していくことにします。





●サンパウロからニューヨーク間の不運

まずは、

いくら旅行会社にチケット取得を任せたからと言って

彼女らがちゃんと行程日程を把握していなかった

安いチケットがなぜ安いのか理由追求の詰めが甘いのが

後々ツッコミどころなんですが...


「最終目的地はニューヨーク 

と言って張り切ってチェックイン。

経由便(しかもモントリオール経由)だと知ったのは

当日だったそう(笑)



しかも、

ニューヨーク(New York)とニューアーク(Newark)を間違えていたこと(笑)
確かに微妙な発音の違い(笑)

口頭でのチェックインでも気づかなかったらしい。
どんだけ素人(笑)



ニューアークはニュージャージー州にある空港の名前で、

ニューヨークからニュージャージ州は

マンハッタンの対岸なので

それほど遠くはないけれど、

ブラジルからモントリオール経由の長旅のあと

自分が思っていたところと別の州に着いてるって

それだけでかなりのミスではないでしょうか(笑)



ちなみに、

経由したモントリオールの空港では

飛行機をアメリカ行きへ乗り換えるだけなので

カナダの入国審査は通らず、

アメリカの入国審査のみを通り、

観光ビザはアメリカのものしかチェックされてないようです。
これもあとから考えれば、カナダにここで一度入国しておくべきだったのかも…まあ後の祭りですが(笑)


まあ、ニューヨークがニューアークだった

というコントのような笑いで済めば

自分の体験でない旅のブログ記事をあえて書くまでもない話ですが、

これは単なる始まりの小さなつまずきにすぎません。

この先長いので、ハイ、次行きましょう(笑)



とりあえず、

予定になかったローカル電車に一時間ほど揺られ

ニューヨークの方に着き、数日観光を満喫した様子でした。




●ニューヨークからモントリオール間の不運(第一回目の試み)



ちなみに車で行ってもニューヨークからモントリオールまで6時間ほどで着く距離です。


ですが、電車は実は車より遅い(笑)北米あるある。



それでも、車窓からの眺め、電車にゆっくり揺られて来るのも

旅の疲れを癒やしつつ魅力的で、

もし秋だったら紅葉の中を走るでしょうし、最高でしょう。

これに憧れて電車に乗ることをとっても楽しみにしていたルシアナとイヴォンヌ。


彼女らが乗った電車はなんと、

モントリオールまで12時間もかかるものでした。

まあでもWiFiもあるようですし、

レストランなんかもついているようなので、

ニューヨークで歩き疲れた足を伸ばせるのが最高!と

電車内からメッセージが来たくらいですから、

車窓からの映像も交えて順調にモントリオールへ向かっているようだったので

疑いもなかったのですが。


私とは夜8時すぎにモントリオールの鉄道中央駅で待ち合わせ予定でした。

私が迎えに家から出るか出ないか、というタイミングで(到着予定約1時間前)

「国境で問題発生!カナダに入国拒否された」

と連絡あり。



えええーーーー??!!




一番近いアメリカ国境とモントリオールは車でも一時間くらいなので、

目と鼻の先にいるはずの彼女らに会えません。



いや、

11時間も電車でのんびり来た末にこれ?

てか、

ビザ取ってるのになぜ?




入国審査官の説明によると、

所得していた観光ビザはflying in つまり、

空路での入国のみ有効だったそうで、

電車での陸路入国は不可能なビザだったそう。
いったい、入国自体何が違うんだ!?

てか、そこら辺って旅行会社に任せた時点で

旅行会社が把握、確認していてもいいと思うんですが?



入国審査官によると、

カナダに入るためには

最寄りの空港から航空券を新たに買い求め、

飛行機で行くしか入国方法がない
ということでした。



聞いたことない話だなあ~と思って

後々調べてみるとブラジル特有のビザの性質らしかったのですが。

確かにビザがいらないカナダ人やアメリカ人、

私達日本人も

そんな入国制限があるなんて考えのしなくていいのは

逆にとても恵まれている話なのでしょうね。



でも、ほんとに今からどうすんの〜〜〜〜?

この時点で夜9時を過ぎていました。




●アメリカ国境からモントリオール行きまでの不運(第二回目の試み)



彼女たちが乗ってきた電車はとっくに彼女らとその荷物を下ろし先へ進んで、

国境に取り残された彼女ら。



どうにかしなければならないので

とりあえず私らと連絡を取りつつ最寄り空港を探すのですが、

国境付近の名も無い小さな町にあるような空港から

モントリオール行きの国際線なんてあるはずもなく…

だって車で一時間出いけるところにわざわざ飛行機飛ばすわけ無いでしょ〜

ってことで、

最寄り空港は・・・まさかのニューヨークでした(笑)

なんならニューアークでもいいですが(笑)



その日の朝出発して11時間かけてきた道を戻らないとならないこのダルさと悔しさ(笑)


軽く想像がつきます


電車は本数がないので、グレイハウンド長距離バスが選択肢か。

いや多分自腹タクシー以外、唯一の方法。


その日最終バス、

ネット上では売り切れだったみたいですが、

バスが来るまで待って本当に空きがないか(二席分)聞いてみるっていうアナログなことを

薄暗い決して治安が良いとは言えないアメリカ国境の町でやった
らしい(笑)



一刻も早く、ニューヨークに戻りたい気持ちも分からないではないですし、

多分ホテルで一泊よりはバスで寝られたほうが安上がり!と思うのも同意しそうですが、

20代のバックパッカーかよ~の世界観(笑)
懐かしい。

ちなみにこの日は、

ルシアナ記念すべき50歳の誕生日当日
だって言うんだから

爆笑苦笑です。



結果、

やはりバスは満席


国境の町のモーテル(ホテルですらない(笑))に一泊する羽目になりましたーーー



すでに夜11時半を超えていたので

そのモーテルまでタクシーに乗るしか手立てはなく、

もちろん国境の町の違法ビジネスはびこってますから、

タクシーはラティーナたちからぼったくり

たった20分かそこらの道のりお一人様100アメリカドル、キャッシュオンリー!って言われたらしい
ほんと、ルシアナ一人旅じゃなくて良かったわ~



アメリカにもう用はないはずだったので

キャッシュが残金40ドルしかない!って言い張り

40ドルで承諾してくれたらしいですが、

喜ぶところでもなさそう。

元々メーターないタクシー自体、危険だし。


まあ開いてもいないバス停に深夜いるほうが危険だろうし

タクシーに乗るしかない。

brazilian+visit-011

これがモーテルの廊下



ということで、

映画「シャイニング」に出てきそうな廊下だったというモーテルで一泊し、

翌日10時台発(朝、遅い!)のバスで

6時間かけてニューヨークの空港に着いたのは夕方でした。

2日も無駄に移動に使ってる(笑)



そして、

無事、夜の便の航空券を購入でき、

モントリオールに深夜到着予定で連絡をもらっていた私は

天気予報をチェックして


「今、モントリオールに嵐が来ているらしい。フライトに影響しないといいな~」


って冗談半分のメッセージしたんです。



しばらくすると、

「嵐で、フライトキャンセルになった!(泣)」

となっ!!!


ええええ〜〜〜〜



またしてもこの日のうちにモントリオール来られないこと決定!



結局、その夜は空港の床で一泊したそうな。

「昨日のモーテルのほうが絶対快適だった」

と言ってました。



いつが幸せだったかなんて

後になってみないとわからないものですね~





●モントリオールからバンクーバー、ビクトリア間の不運


ということで、

2日待って、やっとモントリオールに飛行機でやってきました。

やっと!

行きの経由でカスって、

国境まで来たのにカスって、

飛行機飛ばずにカスりまくって、

やっとです(笑)



再会の瞬間を堪能する余裕もなく、

彼女らは我が家に着いてすぐ、なにか食べるものない?と、

相当お腹が空いていたらしく、

うちの昨日の夕飯の残りをあっという間に平らげて、

30分くらい仮眠させて〜と言って眠ってしまった(笑)

結局、6時間寝てたんですが(笑)
流石だわ、この辺は間違いなくお国柄と思う。(笑)



ということで、

この日もあまりなにもできず、丸3日間無駄に疲れ、

モントリオールを案内する時間もかなり予定より削られたのですが

まあ、起きてるときはサンバのノリで(笑)始終楽しそうでした。

brazilian visit-02
モントリオールが一望できる対岸へピクニックに行きました

brazilian visit-03
モントリオールのB級グルメ、スモークミートはどうしても食べてほしかった!



久々の昔話にいろいろ思い出が蘇り、

やっぱり自分の青春時代のことを共有できる人がいるっていいなあ

って私もとっても楽しかったです。

彼女にはまた会える気がするし、

また今回のことでインサイドジョーク(内輪の冗談)も増えたので

ものすごい道のりだったけど、

これ経験したらこれ以上最悪は起きないだろうから、

と大笑いして見送る。



モントリオールから西海岸のバンクーバー行くのは

問題ないと....

思っていたのはつかの間の気休めだったと気づくのに

そんなに時間はかからなかったのでした(笑)




モントリオールの空港から、メッセージが来る。

「カナダの町(モントリオール)からカナダの町(バンクーバー)に行くのに、アメリカの町を経由(サンフランシスコ)をするのは違法なんだって!」

とな~!?

バンクーバーに行くのに、またしても直行便ではない予定を組んでいた旅行会社(笑)




ええ〜〜〜〜!!!




サンフランシスコ経由なのにも驚きだったけど

違法って!?!

またブラジル人ビザのの異例の例ってやつ?


とりあえず、入国審査官をなんとか説得でき例外を認めてもらえたみたいで、

サンフランシスコ経由で行けるらしい。

ほんと、何してんねん!!!!??!!

聞いているこっちが疲れる(笑)



それでもって、ですよ。

さらに

無事異例を認めてもらって乗れたサンフランシスコ便

エンジントラブル発生で2時間の遅れが生じ、

乗り換え便を逃したってメッセージきたときは

呆れて物が言えなかったです



次の空いてる便をサンフランシスコ空港で6時間以上待つ羽目になり、

バンクーバーでお昼から会えるはずの友達にも

会えたのは深夜次の日に時計がまたいでから(笑)

直行便なら、モントリオールからバンクーバー、

ものの4〜5時間でいけるところを

また丸一日かかってるのに笑うわ。


そして、

眠りもそこそこ、

朝8時のフェリーでバンクーバーからビクトリアのある島に渡ったとさ。



こんなにもトラブル続きなのに、

旅の3つの目的はちゃんとこなしているのがスゴイけど(´∀`σ)σ



●最後の最後まで神に見放されてやってくる不運



ビクトリアで22年ぶりの留学時代お世話になった人らと再会を楽しんで(短時間ながらこういうところは少なくともトラブルなし良好!)

そのうちの一人が、

「帰りはバンクーバーに渡るのに、ナナイモからのフェリーを選んだらきっと素晴らしい景色に感動するはず!」


という提案を。

確かにバンクーバー島との間に浮かぶ孤島群を見られるので

景色は素晴らしいに決まってるんですが、

ナナイモ、って

結構北に行かないとならない(何もない)町だし、

フェリーの本数はそんなにないのでは?

という悪い予感がしたのですが、

長年の再会を果たした友人がフェリーまでわざわざ送ってくれたそうで、

そこはクリア(笑)



しかしですよ~

その日はあいにくめっちゃ雨

素晴らしい景色どころか

フェリーのデッキに行くことさえままならないくらいの雨、暴風がすごかったらしいです(笑)


意味ないじゃん!ナナイモ発(笑)





仕方ないので

船内でネットを見ていると、

さらに…

その夜、つまり旅行最終日、

バンクーバー空港近くに取ってあったエアビー宿が

いきなり彼女らの予約をドタキャン。

数時間後に着くはずだったのに、

フェリーに乗っている間に

宿を探さなければならなくなった
のだそうです。



やっと見つかった〜と安心していると、

翌日の最終復路、サンパウロ行きが理由もなくキャンセルされた、

との連絡。


えええ〜〜〜〜

えええ〜〜〜〜

えええ〜〜〜〜



いつまで続くんだ、

予定通りに行かないのが楽しかったりするのが旅行というものだ、

なんて綺麗事言ってられないレベルに達しています。



とにかく、

翌日は別の経由便(トロント経由)で帰っていったらしいですが、

ブラジルの自宅に着くまで

こちらも気が気じゃない(笑)


相当疲れた誕生日祝の旅行だったと思いますが、

一生、忘れられない旅になったのは間違いないでしょうね!




お互い忙しいながらも時々メッセージを送り合う仲は変わりませんが、

「最近どうしてる?」

と聞くより

「今どこ?ニューアーク?それともサンフランシスコ?」


と言うのが私達の間で挨拶代わりになりました(笑)



始終ポジティブで、

楽しそうだった彼女らのブラジリアンパワーはすごいわ〜

と思った滞在でした。


真似したくてもできかねる悪運。

またいつでも遊びに来てね~って

気軽に言えなかったです(笑)


終わってしまえばなんのその・・・

笑いに変えていくしかないですね!!!





  
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【187】独りぼっち3週間


気温も30度越えして蒸し暑いモントリオールです。

夏のフェスティバルの時期でもあるので

毎日毎週末どこかで何らかのイベントが行われています。

summer street festival 2023
うちの近所でも夏中大きな道を歩行者天国にしてストリートフェスティバルを開始しました。
市や地域が主催なので無料で遊べたりフリードリンクを配っていたりなかなか子供持ちにはうれしいことです。






子供がいることで

日々の忙しさはこの7年ほど尋常ではありません。



これは子育てに関わった経験のある親は

誰しもわかってくれると思います。


人生において子供を持つことは素晴らしい経験ですが、

自分の自由な時間を持つことがものすごく難しくなるのも事実です。

特に子供が小さいうちは。




しかし、

奇跡のような3週間が私に訪れました。



夫の有給がたくさん残っているのに

私は新しい仕事を始めたばかりだったので

今年は一緒に休暇が取れない、ということで

夫の提案で

夫が子供ら二人を連れてフランスに里帰りしてくる

というもの。

その間、ワタシは気ままな一人暮らしができるってわけです。


娘がまだ小さい時、

クリスマス時期に一週間娘と夫だけでフランス里帰りをしたことがありますが

あのときは私に謎の蕁麻疹が出て

全く休めなかった5年前以来です。


まだ18ヶ月の息子を抱っこ紐で、

はしゃぎまくるわがままで声のデカい娘と手をつなぎ

正直、一人で子供二人飛行機で連れてくって大丈夫か~?

と思いましたが

有給をできるだけ有意義に過ごしたい夫は

この提案は決定だ!と言います。



もちろんこんなチャンスないので

私が賛成しない理由はないのでした。



3週間も子供らと離れるのも寂しいですが

決まったとなれば

やりたいことは山ほどありぃ~!




まず、

誰にも邪魔されずトイレに入れるだけで

夢のようです。

これは本当にストレス激減です!


自分の意志または目覚まし時計が鳴るまで起きなくていいなんて

夢のようです。

いつもは息子の鳴き声か、蹴り、娘か夫が出す朝の音で起こされます。




帰宅時間を気にせず閉店時間まで買い物できるなんて

夢のようです。

ウィンドーショッピングってやつで特に買わないけどぶらぶら!


夕食の支度も自分だけなので簡単に済ませられるなんて

夢のようです。

どうも肉食の夫がいないとベジタリアンになるらしい自分を発見!



平日に友達と遅くまで飲みに行けるなんて

夢のようです。

モントリオールには数多くある小洒落たバーから抜選して2軒はしごしました!



普段行けない、または未開拓な地区に週末一日かけて足を伸ばす事ができるなんて

夢のようです。

北の方にある蚤の市に行けたのは、街の違う顔を見られて楽しかった!



何年も機会がなかった裁縫プロジェクトやアートプロジェクトを床に広げて集中してできるなんて

夢のようです。


床に裁縫用具を広げられるだけで奇跡!子供がいると危ないのでこんな些細なこともできませんから!



子供がいたのでは絶対見られない(見させられない)映画を毎晩見られるなんて

夢のようです。

夕食をソファーで食べながら古い暴力映画を見る(笑)血とか銃とか(笑)



元々夜型人間な私が気兼ねなく夜更かしできるなんて

夢のようです。

普段動画は音無しでも再生できるかできないか、とういうくらい見る暇がありません。ネットサーフィンなんかもできないに等しい!





一番のピークは

平日に日本人友達と飲みに行って

深夜2時すぎに雨の中自転車で

二人でチャゲアスを熱唱しながら帰宅したことかな(笑)

あんなにアドレナリンが出たと思ったのは

20代以来ないんじゃないかと。



中年ママでも

元気になれる事をたまにして

頑張っていく糧にしたい。



夫よ、ありがとう。

義両親よ、ありがとう。




この3週間に、

普段できない本当にいろんなことをしました。


でもふとした瞬間には

フランスから送られてきた

娘と息子の動画や写真を眺めてしまう自分がいて、

子供たちのあの肌の柔らかさが懐かしいです(笑)



残り数日で帰ってきてしまう、

しかも義両親付き!なので

そのための準備、買い出し、掃除、洗濯

と現実に引き戻されます。

面倒だ〜〜〜〜!なんて

絶対贅沢ですよねぇ~(笑)


独りぼっちの自由っていいな、と噛み締めた日々もそろそろ終わりです。




  
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【186】職探し②

職探し①記事からの続き)



ということで、

いくらかダークな精神期間を経て

遅かれ早かれ無職でいる訳にはいかない

と自分を奮いたて

5軒ほど履歴書を送ってみました。


全てオンラインでの求人で、

比較的給料が明記されてるもの、

通いやすい距離で

過去の雇用者や利用者の評判がいいものに絞りました。
これもとある職業サイトで大きい会社だと生の声情報が見られます





やっぱりこの7年間やってきたアパレル業界の知識が私の中で新しいため、

ファッション物流関係中心に探したのですが

夏に向けて冬よりも求人マーケットがアクティブになってきていたタイミングも良かったのか

すぐにいくつかコールバックがありました\(^o^)/




応募して一番早く反応があった会社なんですが、

自動的機能なのでしょうか?

これって

応募ボタン押したあと2分後のことです(笑)

履歴書を送ったことに自己満足する時間が多少あるのかな〜

なんて思ってたんですが、

いきなりナニ〜!

その速さにビビりました(笑)




過去の履歴書から雇用される可能性が高いので、

「アセスメントテスト」をしろとのメッセージ。





テストは

どれだけ注意深く物事を短時間で判断できるのかっていう

能力テストでしたが、

テストなんて久しぶりすぎて焦り



そこから2日と経たないうちに

面接しましょう!と仕事アプリ内のメール連絡。

しかもオンライン面接。


反応が早すぎて逆に怪しい!?

とか昭和の私達は考えてしまいました(笑)



時代の流れに、デジタルの世界に、気後れ気味



こっちは緊張してカナダレベルでもわりと正装(とりあえず上半身だけは)で準備してたのに

「面接官」なんてイメージとは程遠い

髪に寝癖のある早口のお兄ちゃんがhey!って画面に現れて

調子抜け(笑)


まあカナダってそんなもんですよ(笑)

そんなもんでした(笑)

忘れてた(笑)

ものすごいカジュアル。



面接では具体的なことまで話をしたし、

こちらの方から雇用条件への質問が色々あったので

いいか悪いかラフに会話できたほうかも?

手応えはあったほうかも?


規模は小さそうですが

前職同様同じファッション業界で、

仕事内容も想像できる範囲を超えない感じです。



現場で面接だったら

会社の雰囲気も直接見られるのに、

オンライン面接だけでは不安要素もいくつかありましたが、

とりあえず求人眺めてあれこれ悩んでいた時期より

数ステップ進んでる自分の状態に

喜んでいいよな~と



数日後

二度目の面接をするから、会社に来てほしいと。




一度目も二度目も面接、と訳しましたが実際、

先方は一度目は「interview」

二度目は「second meeting」

という単語を使い分けていたので

今思えば

もう一度目で採用ってことだったようで

まだ採用ってわけでは無いのだと思って行ったら

普通に仕事教えてもらってた(笑)

勤務日になってたっていう。



これもカナダあるあるです



他にもコールバックあったのに

もうここ断れないじゃん(笑)


まあでも良さそうなので

よろしくお願いします!ってことで

採用決定〜〜〜〜!



かなりスムーズに決まったほうでしょう!!!



驚いたのは

この求人に応募してきた人数の合計が

ネット上、206人もいたこと。



後で聞いたところ、

本当に206人の履歴書が来て全部目を通したらしいです。

その中で

「君の経歴がダントツ第一候補だったんだよ」


と言われて正直、

涙が出そうになちゃった。゚(゚´Д`゚)゚。

自分の能力に自問自答して疲れていたあの日々からは180度反対の世界です。


それにしても、

こんなちんちくりんの私をよくも雇ったなあと思いつつ、

期待に答えねば!!



newwork-01
仕事があるだけで空の色さえ違く見えます・・・




家族経営の会社で

本当に規模が小さそう、とは思っていたけど

そこは想像以上でした(笑)


アイルランド人家族のメンズファッションの会社で、

父ちゃん、母ちゃん、息子二人、

そして私、で全員集合っていう(笑)



事業拡大のため

家族以外外部から雇用するのは初めてらしく、

その初めての人が私でいいんですか~?と(笑)

責任重大ですが。



それでもどのサイトで見ても顧客の評判がとにかくいいし、

一応オンラインショップがメインですが、

お店ゾーンもありつつ、兼事務所で、

路面店でもないこんな倉庫ビルみたいなとこの5階までわざわざ買い物くる!?

っていう秘境な立地なのにも関わらず

お客さんちらほらやってくるんですよ(笑)

人気ぶりは驚きです。

VIP感、マニア感すごい。




卸し業もカナダ、アメリカで展開しているらしく

とても忙しそう。

これからはオーストラリアにも進出して行きたい

と話していた企業秘密も

私に筒抜けなくらいオープン(笑)




先日お父さん(社長)はボストンまで飛行機出張行っていたり、

先週はバイヤーを招き、ランチ会議をしたり

毎日いろんな動きがあります。




お店兼事務所はアロマ漂い

男男しているけどオシャレな空間。

もうちょっと鬱蒼としたとこかな~と思っていたのに

いい意味で裏切られています。



何しろ商品の質がいい。

柄物のセンスも抜群にいいし、

定番無地のカラーチョイスにも品がある感じ。

値段も最近の物価高騰の波のわりには手頃。



何はともあれ、

新しい仕事決まって嬉しいです。


あとは子供らの送り迎え、娘の習い事などの兼ね合いを

夫とあれこれ試行錯誤しつつですが

どう考えても

当然のごとく自分の時間はない日々の始まりで、

通勤の地下鉄で友達や家族にメール返信したり

ブログの下書き書いたりの時間が

唯一自分の時間と呼べるレベルですから。



私の役割はというと、

やることはたくさんあって、

いろいろ任されます。

前職のように担当部署一つだけをやっていればいいと言うのではなく

すべての工程を自分で。



その分責任もありますが、

その分コントロールが聞くので

自分のアイディア次第で仕事をスムーズに進めることができそうです。


勤務して数日で、

お父さんはどうも私を気に入ったらしいのが

嬉しかったです。





いつも

「息子たちには内緒だけど....」

から話が始まり

余談を含めビジネスの云々

将来的な希望計画やビジョンを私に話してきます(笑)



そして息子たちは

ふたりともとってもいい人。



長男のアーロン(30代前半くらい)が

面接した寝癖のお兄ちゃん(笑)

めちゃくちゃ早口で、早合点なところもあるけど

一番バリバリあちこち動いて働き者。

カスタマーサービスから在庫管理の指示、

店の接客からウェブサイトの管理運営、

その他IT系のことなどマルチです。

行動は早いのに

商品を置きっぱなしにするくせがあるので

いつも父ちゃんにブーブー言われてるのが可愛い(笑)



次男のルーク(多分まだぎりぎり20代?)は

愛犬アポロを仕事場に連れてきて

穏やかな聞き上手な兄ちゃん。

ソーシング、卸業のマネージメント、商品開発、

会計士から、社長の秘書的なことまでこれまたマルチです。

だいたい先走る父ちゃんを諭す役(笑)

まだ若さゆえに!?発想がシンプルな人ですが

顧客やバイヤーの気持ちなどいろんなことを感じ取れるようなので

父ちゃんに相手の感情面を言葉を選んで説明してる場面がたくさんあって

聞いていて面白い。





父ちゃんであり社長であるアイヴァンは

一番忙しそうですが

私のことも常に気にかけてくれます。

秘密で(いつも秘密が好き!)出前を取ってくれたり、
ランチの量2倍になって正直困るんだけど(笑)

一日中私が一人作業してた日には

「一人で寂しくなかったかい?」と帰り際に聞いてきたり。
逆に一人が好きだぜ(笑)

父ちゃんはすごく賢いビジネスマンだけど、

最近のデジタルの世界にはちょっとついていけてないようで、

それ系は全部息子たちに任せて

アナログなところで

対人交渉、ファッション業界分析、次シーズンの商品決定、マーケティング、

いろいろやる社長ですわ。

多分商品の管理や倉庫が整ってきれいなのは

社長のきちっとした性格が出てる模様。

いい意味で行動力や思考がせっかちなので、

息子には多少煙たがれるときもあるけど、

私は目の前の仕事すぐやって終わらせてきれいにしたい派だから

社長に共感気味なんですけどね(笑)


で、アイヴァンは時々仕事中、

ルークの愛犬にムツゴロウさんになる(笑)




母ちゃん、シェリーは家庭の事情でアイルランドに長く行ってるので

まだ会えていないですが、

アイヴァンが毎日ビデオ電話してて会話が丸聞こえなので

すでにとっても親近感ある。

会話を聞いていると

ホント仲睦まじい夫婦という感じです。

アイヴァンのアイルランド訛の英語が素敵です。



時々アイヴァンと息子たちは仕事のことで言い合いもしてるけど(笑)

家族だからいきなり辞めた、居なくなるがないだろうから

他人の私がいることで

なにかしら違う風を吹かせているのかもしれないが

結構みんな自然体(笑)な気がするなあ。



まだ一ヶ月も経っていませんが、

たくさんやる事があるので

一日、あっという間に終わります。



今、アーロンは休暇中、

アイヴァンは妻のシェリーを手伝うために(察するに、恋しくて仕方なくてが理由っぽい(笑))アイルランドに2週間帰ってしまったし、

今週現場にいるのは私とルークだけ(笑)


いつもアーロンがやってる接客は私に託され(笑)

私もかなりマルチにいろいろやらされていますが

お客さんほんとにどの人も嬉しそうに買って帰っていくので

会社と商品評価はすごいなあと思う。


昨日はルークまで「今日早退するけど、締めをやって帰ってくれる?いいかな?」

と言われて

かなり信頼をおいてくれてるなあと感じつつ

まだわからないこともある中、聞く相手がいない状態に

ドッキドキだわ(笑)



こんな時に限ってお客さん来るしね。

お会計もスマホだし

レシートも紙じゃなくメールかショートメール経由だし

停電でもしたらなんもできないじゃん~!

といつものごとく

最悪な事態に思考が向いていく(笑)


てなわけで、

締めって言っても

電気消してロックっするだけだけど

電気のスイッチの位置さえ全ては把握してないので

店内を右往左往(笑)



再確認(ダブルチェック)

何なら再々確認(トリプルチェック)

して帰途につきました。



何はともあれ

家族や赤ちゃんくらいにしかまともに話しかけてなかった

この一年半からいきなり社会へ。



脳の違う部分を大いに使うので

子育てプラスアルファの疲れは相当量ですが、

新しい生活が始まりメリハリが出て

生き生きしてる自分がいます。

期待を裏切らないようにこれから頑張ります。


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会社があるのは今までほとんど行ったことのない運河のあるモントリオールの西側の地区。新市域開拓も面白いです。

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この地区は素敵な教会がたくさんあります。




  
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