今年の夏は蒸し蒸しと暑い日が続いていたモントリオールですが、
ここのところ紅葉も始まって秋になっていくのがわかるようになりました。
娘は雪がちらつき始める10月末生まれ。
この夏も例外なく
夏生まれの子たちが公園でやる
爽やかな誕生会に憧れをいだきつついました。

こんな感じで公園のテーブルや一角に風船を飾っているのは大概誕生会です。
招待したい友達の人数を数えてみると
コロナの規制もまだあるし、
屋内は密になることがあり、
今年は娘の誕生会どうしようかなーと思っていたのですが、
屋外なら大人数集まれるし
(9月の時点で野外ならソーシャルディスタンスを守れば50人まで可能)、
これを機会に寒くなる前に早めの誕生会、
憧れの野外でやってしまおうではないか~!
と言うことになりました (((o(*゚▽゚*)o)))
ただの誕生会じゃ面白くないので、
毎回テーマを決めて飾りや食べ物、テーマカラーを決めます。
2年前は色合いから決めてマーメイド(人魚)がテーマ。
(マーメイド誕生会の様子は→こちらの記事)
今回は提供できそうな(手抜き)料理がタコスだったことから
自然な成り行きでテーマが


メキシコの祭りといえばピニャータと呼ばれる硬い風船を
子供たちが順番にたたいて
中のお菓子やおもちゃを拾う伝統があるので
手作りピニャータ作りにも挑戦

ネットでの情報を頼りにコツコツと娘と作ってみる、
こういうプロセスも一緒に楽しめる年齢になったんだな、5歳


まず、空き箱を作りたい形のシルエットにします。

次に新聞紙と水で練った小麦粉を何層にも重ねるのを繰り返します。 形さえ定まれば簡単ですが、乾くのに数日かかります。

あとは花紙やペーパー包装紙なんかでひらひらやボンボンで飾り付け
今回はリャマ形にしてみたんですが…
耳の長さと首の角度の関係のせいか、
何だか着飾った犬

でもリャマだと言い張ってパーティーまでになんとか娘を洗脳(笑)
出来たら事前に開けておいた背中部分からお菓子やおもちゃを詰めます。

入れた飴やお菓子も中南米のちょっと珍しい(怪しい)ものをいれてひと工夫しました


ついでにおもちゃとお菓子入れの袋も手作り!
あとはメキシコのお祭りの雰囲気を出すために
サボテンのオブジェをダンボールで作ったり、
パペルピカドという紙製の切り絵デコレーションも制作。

カラフルな感じが
子供の誕生日に似合ったハッピーさをプラスしてくれました。

メキシコ人の同僚に聞くと
なんでもピニャータを叩くときに歌う
「ピニャータの唄」

短いバージョンですが覚えてみることに!
もちろんスペイン語です。

https://youtu.be/wvcYM_4xtVE
驚いたことに
スポンジの脳のごとく吸収力の早い5歳児は
YouTubeをたった数回見ただけで全歌詞暗記!!!
すげーな!
意味がどうとか理屈じゃないんですね。
音で覚えてしまう神業です。
きっと一生忘れないんだろうなあ...
毎晩のようにその歌を口ずさむ娘のおかげで
私も(やる気のない)夫でさえも
一ヶ月足らずで覚えること(ハメ)になるのですが(笑)
こうやって
テーマを決めるとクリエイティブなアイデアを出し合ったり
異文化を学ぶ機会にもなるので、
娘にも私達にもいい刺激です。
それから以前から気になっていたラテン食材のお店にも足を運ぶことができ、
モントリオールをまた一歩開拓した感も。

タコスのメニューにも
オーソドックスな具(レタス、トマト、チーズ、紫玉ねぎ、チキン、ビーフ)に加えて
トマティーヨと呼ばれる緑のトマトを加えたり、
コリアンダー、サワークリーム、アボカドや
お好みで激辛ハラペーニョもあったり
数種類のホットソースやタバスコ、
メインのトルティーヤは本場のものに近いトウモロコシのものと
カナダで主流な小麦粉ミックスのものと2種類用意。


近くの公園には幸い東屋みたいなのがあるので野外で開催でも少しくらいの雨なら大丈夫!でも心配をよそに当日は晴れてくれました!
友達に借りた野外BBQマシーンでその場で焼いて食べるトルティーヤのタコスは
みんながそろって本当に美味しかったと言ってくれ、
以外にもデザートに用意した(デザートはいつも甘党の夫担当)
これまた中米出身の同僚伝授、
「三種の牛乳ケーキ」と「レモンビスケットミルクケーキ」
が大大好評!
すごい量だったのにあっという間に食べきってくれました!

食材はただただ切るだけだったので
材料さえ揃えたら準備は比較的ラクでしたが、
当日のものすごい強風でデコレーション飛んじゃうし
蜂やハエが大量にやってくるし、
朝から娘の面倒をその間見てくれるはずの友人の寝坊で準備が散々だったり、
フリーフードのイベントだと思って(たぶん売春婦の)怪しいおばちゃんが現れたり(笑)
公園周りのピエロ楽団が偶然やってきて数曲演奏してくれたり(おかげでフリーエンターテイメントの幸運!)、
数々屋外ならではのアクシデントもありましたが。( ^o^)<ンンンンンンンンンンンンンンンww

ピニャータは上から吊るして、叩く順の子供の背の高さによって大人が調整
それから肝心なメインのピニャータが
手作りなだけあり頑丈過ぎて割れず、
大人がナイフで切り裂いてやっと中身を出せたので
多少子供の夢を壊したシーン(笑)もありましたが、
どこを取ってもいい思い出となりました。

やっと出てきたお菓子とおもちゃに群がる子供たち
何より娘が朝の公園清掃から、パーティー自体はもちろん
片付けに至るまで一日中楽しんでいたのが印象的で
親としては一番嬉しいです



10人以上の子供たちが参加してくれたのでキッズコーナーを設け、タトゥーや福笑いも作成
仕事場のボスが快く大きな野外テーブルをかしてくれたり、
生のメキシコ情報を教えてくれた同僚、
友達みんなが手伝ってくれて成功したイベントです



私達を含めて38人が4~5時間に渡り参加してくれました!
みんなありがとうm(_ _)m
毎年とはいきませんが…
次回はまた違ったテーマでお会いしましょう




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