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メープルランドの日常

~愉快でユーモラスなバイリンガル都市生活ブログ~

【35】ジーノ的日常


先日、飲茶ランチしたときの友達が世界各国の出身であることをネタにしました。


今日は、ジーノの日常がいかに異文化交流かを伝えるべく、とある1日のレポートです。


これこそ

「人種のサラダボウル」または「人種のモザイク」と呼ばれる

カナダの魅力の一つであり、

面白いところでもあるのです。



「人種のサラダボウル」(Salad Bowl)とは、

様々な人種・文化が個々の特徴を残しながら1つの国や文化を形成しているという意味です。


ちなみに隣国アメリカは「人種のるつぼ」(Melting Pot)と言われ、様々な人種・文化が混ざり合い溶け合って1つの国家や文化になったことを表現します。

これがアメリカとカナダの多文化に対するとっても大きな違いです。アメリカはアメリカに溶け込むことを第一とされるが、カナダではそれぞれの出身文化(origin)を保ったうえでカナダで生活しているに過ぎない、という感覚です。




いつもの水曜日を例にとってみました。



まず、

7時過ぎ、家のドアを開け仕事へ向かいます。

ちなみにお隣さんはレズビアンのカップルで
フランス人女性とメキシコ人女性が住んでいます。


バスに乗ると、この地区はフランス系の人が多いので
ケベコワ語と本場フランスのフランス語が半々くらいで聞こえます。


バスの運転士はどう見ても南米の方です(笑)



地下鉄の駅に着いて、

フリーペーパーを毎朝配っているおじさんはイタリア人に違いないのです。
(グラッツェ~♪連呼してるのでわかりやすい!)


プラットホームの反対側にはダウンタウンに向かう大学生なんかもときどき見かけますが、韓国人らしき男女もいたりします。


なにかの工場があるのか、うちの仕事場の近くはなぜか中国系のおばさん連中がこぞって出勤中。

それに交じってたまにジョークでジーノも歩幅をわざと合わせたりして(笑)
時々アジア系の集団の一部だよ~なんて紛れてみたり・・・たいがいあんた誰よ?的な目でおばさんにウザがられる(笑)



そして、会社の近くまで歩いてくるとそこはちょうど

オングロフォンとフランコフォン地区の境なので本当にいろんな人がいます。


会社横のおしゃれなカフェのお姉さんは、スラブ系の人です。


そしてこの地域はユダヤ人がホントにたくさんいるので、

変な帽子被ったへんてこな髪型の男性や、黒一色でまとった乳母車おしてる女性たちがうろちょろ。(ちなみに彼らは絶対英語しかしゃべりません


jewish


いざ会社に入ると・・・・


モロッコ人
ジャマイカ人
台湾人
セント=ビンセント人
ケベック人
(ケベック州出身カナダ人)
カナダ人(オンタリオ州など出身カナダ人)
セルビア人(といっても厳密には南スラブ系カナダ人)
メキシコ人
コンゴ人
モーリシャス人
(といっても厳密には中国系カナダ人)
フランス人
インド人
香港人
ベトナム人
(といっても厳密にはベトナム系カナダ人)
モルダビア人
トリニダード=トバゴ人
セネガル人
オマール人
日本人
(ジーノのみ)






job01
会社の仲間たち



うちの部署だけでこんだけいろんな文化や国の出身の人がいます。



なので、聞こえてくる言語はフランス語英語の他に・・・

ロシア語
アラブ語
ベルベル語
クレオール語
中国語(マンダリン)
スペイン語
日本語
インド語
ルーマニア語
ヒンディー語
・・・・


書いたらキリがない



仕事が終わり、さあ習いごとの時間、

の前に

カフェで軽く夕食です。

なぜかこのカフェは・・・・

タイ人ベトナム人のおっちゃんたちのたむろしている場所。

いったいどこに来ちゃったんだろう?ってくらいのタイ語ベトナム語の嵐の後・・・・



やっとダンススタジオに向かいます。



その道にはなぜかアフリカ系の大柄な女性がたくさん。

黒人さん用のかつらの店がひしめき合っているストリートだからです(笑)




ジーノのベリーダンスの先生はベルギー生まれのカナダ人。

ベリーダンスはアラビアンな音楽で踊るので

聞こえてくるのはアラブ語


生徒は
モロッコ人
エジプト人
ブラジル人
ケベック人
ファーストネイション系オンタリオ人
トルコ人
イスラエル人・・・


などわかってるだけでもこれだけいます。



こんな感じなので、

実際、

ジーノに「あなたナニ人?」

なんて質問してくる人はめったにいません


顔を見て「アジア系だなあ~」と思っているだけで

基本WHO CARES!?(誰も気にしていない)のです。



だから大切なのは、ナニ人とかどこ出身とかじゃなく、

人間的なこと。




つまり・・・



いい人か?

に尽きるのですね。





出身はあくまでその人の行動を理解する鍵となることはあっても、

性格や宗教上、見た目の特徴を多少左右することはあっても、

やっぱり

大事なのは


つまりそいつは、

いい奴なのか?

ってこと(笑)



自国では戦争なんかやってる国同士でもカナダにいるもの同士がその話題で争っても無意味なのです。



いかがでしたか?




人種のサラダボウル

・・・・おなか一杯食べた感じ(笑)



異文化に理解や興味がないとカナダではやっていけません(* ´ ▽ ` *)





  
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